ゴールは次へのスタートライン


夢は二つあるといい。

先日紹介した登山家の栗城さんにとって山登りをしていて一番うれしいのはどんなときか。

それは、頂上まで あと一歩、倒れ込んでも頂上にたどり着く。

その瞬間が一番うれしいのだそうです。

 

ですが、頂上に着いた瞬間、 彼の脳裏には次の山が浮かび、次の夢が始まるのだそうです。

 

登山家が命を落とすのは、その7割が下山中。

一つの目標を達成した後、目指す場所を見失い、命を落としてしまう。

だから、彼は頂上についた瞬間から次の夢を追うのだそうです。

 

生きて帰る。

生きて帰って、次の夢に向かうのだそうです。

 

先日、進路学習を行いました。

私はこれまで、たくさんの卒業生を送り出してきました。

 

しかし、進学したもののさまざまな理由で挫折し途中で道を退いた卒業生もいました。

「入れれば、どこでもいい」

そんなことを言っていたのを思い出します。

 

高校受験はゴールではありません。

「入ること」を目的にしてはいけないのです。

合格した瞬間から、次の夢がスタートします。

 

夢は二つあるといいでしょう。

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。