学級通信に書く内容に悩まなくなる方法

学級通信はたった一人のために書く

たった一人のためだけに書く学級通信

 

僕の『学級通信』はひどいものでした。

ゴールデンウイーク明けには廃刊

最終号は7号

 

そのうち、書くのをやめました。

どうせ続かないし、どうせ書くこともないし。

創刊しなけりゃ廃刊もありませんからね。

 

『学級通信』という魔法のツールを手放してしまったのです。

当然、学級経営はうまくいきませんでした。

 

そんな僕が今、週に1号は必ず書き続けられています。

書き続けることができなかった僕が、書き続けられた理由。

 

その秘密はマインドにありました。

 

たった一人のだれかのために書く

 

気になるあの子

その子のためだけに書く。

その子が幸せになれるように書く。

 

書くときは、その「あなたは」が「みなさんは」になります。

 

でも、本当に伝えたい相手は「たった一人」でいいんです。

 

 

どうして一人に向けて書くの?

 

『たった一人』以外の子も読むじゃないか?

 

いいんです。

 

「学級通信」という名の『魔法のツール』で育むのは「つながり」です。

 

子どもたちが、ここから受け取るのはハッピーになるためのマインドです。

 

「たった一人」に向けた想いを、

それぞれの子どもたちが、

それぞれのフィルターを通して受け取ります。

 

その日のメッセージは、

その子にはそのタイミングでは必要のないことかもしれません。

 

けれど、文字化しておけばいつでも「そのメッセージ」を受け取ることができます。

 

「今日はあの子が幸せになるために書こう」

 

このマインドで書くと、書くことに困ることはありません。

 

 

どうして「たった一人のために書く」と書き続けられるのか

 

カッコいいことを書こうとするから苦しくなります。

たった一人のだれかのために、その子のハッピーを願って書く。

すると、書きたいことが次々にあふれ出てきます

 

僕は、そのマインドを知ってから、書くことが苦しくなくなりました。

 

「もっと書きたい」

「もっと伝えたい」

 

と思うようになりました。

 

「たった一人」のだれかのために書きます。

それは、自分のクラスの子どもでなくても構わないんです。

ときに「保護者」だったり、

ときに「同僚」だったり、

それから「我が子」だったり。

 

目を閉じて、たった一人を思う浮かべてください。

 

その子の幸せを願って、さぁ書いてみましょう。

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 

 「たった一人」のだれかのために書く。

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。