「理解する」より「つながり」づくり

NVC 共感的コミニケーション

わかってないのに、「わかっているよ」って言われたらさ〜

カウンセリグマインドをもって、子どもたちの話を聞きましょう!

傾聴が大切だよ!

って言葉じゃわかっているけれど、実践するのってなかなか難しいですよね。

 

本当に大切なのは、先生と児童生徒がしっかりとした「つながり」を創造すること

「あなたの気持ち、わかるわ〜」と言って、一生懸命子どもの心に踏み込んでいくことは傾聴でもなんでもありません。

 

「ほら、悲しかったよね。

 うん、孤独だったよね。

 わかる、わかるよ。

 先生ね、あなたの気持ちが痛いほどわかるの!

 でもね…」

 

気づいていますか?

あなたは何もわかっていなことに。

 

わかったつもりになると、口数は増えていきます。

でもね、ちゃんと深いところでつながると、先生と児童生徒の間に言葉は必要なくなるんです。

沈黙を味わえるようになるんです

 

わかっていないから、土足で心に踏み込めるのです。

本当に大切なのは『つながり』です。

「この子、何考えてるんだろう?」って正解を探そうとする。

そんなこと、必要ないのになって思います。

 

「先生には、あなたがとても苦しんでいるように感じるよ」

「今、あなたが話している姿を見ていて、悲しい気持ちでいるように感じたんだ」

 

 

深い深い部分で、生徒とつながっていく。

「あなたを見ているよ。

 あなたの心は今、何を感じているの?」

そんなメッセージが伝わればいいんです。

 

子どもの気持ちを言い当てて、子どもを理解した思って満足するのは、自己満足です。

そうやって、自己満足の生徒指導をしていくと、子どもたちの心に土足で踏み込んでいくようなことになってしまうのです。

 

僕は、NVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)を学びながら、子どもたちとの『つながり』を創造することを目指しています。

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 子どもたちの感情に寄り添うことで、つながりを創造していく

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。