学級を閉じる日を大切にする

学級 最後の日

美しく学級を閉じる

最近、「教師  やっておくこと」という検索ワードで、このブログにたどり着かれる方が多いようです。

 

来年度に向けて今年度やっておくことがあります。

それは、子どもたちに感謝を伝え、美しく学級を閉じることです。

 

「今年はうまくいかなかったなー。来年度はがんばろー」と、学年の途中で思っているような人には、来年度も残念なことしか起こりません。

世の中とはそういうもの。

そして、こういう先生と出会うことほど子どもたちにとって不幸なことはありません。

 

最後の最後まで子どもたちに寄り添い、学級を閉じるその日に心から子どもたちに感謝できる、そんな先生でありたいと思います。

 

すべての子どもが愛おしい

 今年、あなたを成長させてくれたのは、どんな子ですか?

 

教室には問題を起こす子がいます。

周りに迷惑をかけてしまう子がいます。

それでいいのです。

 

その子たちのために奔走した日々があなたを大きく成長させてくれました。

もしも、この子たちがいなかったら、あなたは成長する機会がなかった。

 

手のかかる子ほど愛おしい存在なんですね。

 

一方で、学級のために様々な場面で力を貸してくれた子どもたちがいます。

自分の至らぬ点をカバーしてくれた、そんな子どもたちです。

 

彼ら彼女らの存在なくして「ハッピーな教室」なんてありえなかったのです。

やはり愛おしい存在です。

 

ですから、教室には愛おしい子どもしかいないのです。

 

あなたを成長させてくれる子あなたを助けてくれる子

だから、学級を閉じる日には感謝しかないんです。

必要のない子など1人もおりません。

美しく閉じるから、新しい出会いにも感謝が生まれる

間違っても「オレが育てたクラスだぜ」なんて恥ずかしいことを思わないことです。

この子たちに育てられ、この子たちに助けられた。

だから迎えられた「学級を閉じる日」なのですね。

心からの感謝を込めて学級を閉じることが来年度のさらなる「ハッピーな教室」につながります。

4月には、また新しい学級がスタートします。

きっと素敵な出会いが待っています。

あなたを成長させてくれる子。

そして、あなたを助けてくれる子。

そんな愛おしい存在です。

 

だからこそ、今、目の前にある学級を美しく閉じておきたいですね。

学級を美しく閉じるための7つのしつもん

学級を美しく閉じるために『7つのしつもん』をプレゼントいたします。

7 Questions for closing class

こちらのしつもんに答えてみてください。

学級を閉じる日に、子どもたちにどんな言葉を届ければよいかが見えるように『しつもん』を考えてみました。

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 学級は美しく閉じてこそ、次につながる。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。