「◯◯◯」になって、始業式の準備をしよう!

学級担任 春 やっておく

寝食を忘れて没頭できることは何ですか?

時間を忘れて没頭している状態を「フロー」と呼びます。

 

僕らの生活は外発的動機である「こうあるべき」に支配されています。

「こうでなければならない」に依存しているといってもいいでしょう。

 

「こう決まっている」

「こう教えられた」

「去年もこうでした」

 

これらに依存することで、安心や安全を手に入れています。

ところが、安心や安全からはクリエイティブな思考は生まれません。

 

「フロー」とは内発的動機、つまり自分の内側から生まれた「やりたい」という想いから始まるのだそうです。

 

がんばらないで、あなたの力を最大限に発揮する

フローに入ると、人間はがんばる必要がなくなります。

子どものころ、時間を忘れて没頭したことはありますか?

 

そのとき、子どものあなたはがんばったでしょうか?

ごくごく自然に、心からそれを楽しみ、集中し、没頭したはずです。

寝食を忘れて、のめり込んだはずです。

 

そう。

フローに入ると、努力しなくてもいいんです。

強い意志でがんばるよりも、もっと強く自分の力を発揮できます。

 

それが「フロー」です。

 

たとえば、僕は子どものころ、ドラクエにハマりました。

もうね、時間を忘れてテレビの前に座っていました。

 

どうしても、レベルを上げなきゃいけない。

はぐれメタルに何度も逃げられながら、遊び人を賢者に転職させたものです。

 

そのとき、僕はがんばっていたのでしょうか。

努力していたのでしょうか。

 

そう。

がんばってもいないし、努力もしていない。

 

「フロー」になると、意識してがんばらなくたっていいんです。

そして、自分の力を最大限発揮することができるのです。

 

始業式までは、学級開きの準備に集中できる時間があります。

「目的地」(過去記事→目的地設定について)が決まったら、そこへたどり着くための準備を「フロー」になって進めてください。

学級経営は、準備が8割です。

 

 

ハッピーな先生になるためのしつもん

 子どものころ、寝食を忘れて没頭したことは何ですか?

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。