この子の輝きに目を向ける♪

子育て 思春期

この子はこの子であるだけで素晴らしいの♪

スポーツの世界って、ちゃんとその子その子の輝きに目を向けてるなって思う。

 

力の強い子

球技が得意な子

足が速い子

ジャンプ力のある子

泳ぐのが得意な子

 

スポーツの世界って、いろんな種類があって、その子その子の輝きにスポットを当てますよね。

 

「ダルビッシュくん、あなたは野球はプロ野球に行けるぐらい上手けど、泳ぐのが下手だから、野球チームをやめてスイミングスクールに通いなさい」とか、

 

「白鵬くん、あなた、相撲は強いよね。でもね、サッカーが苦手だから、香川くんと一緒にサッカークラブに入りなさい」

 

な〜んて、指導はしないはずです。

その子その子の好きなこと、得意なことにフォーカスして、そこを伸ばそうとするはずです。

 

「やればできる」って本当?

それなのにさ、勉強はどうでしょうか。

不得意なところにフォーカスして、そこを補うために勉強させます。

「します」じゃなくて「させます」ね。

不得意という穴を埋めて、平均的を目指すわけです。

 

なぜかってね、勉強は「やればできる」って信じられてるから。

スポーツはね、できないこともあるの。

でもね、勉強は「やればできる」って信じられてるの。

 

それ、辛いなって思う。

実際には、必ずしも「やればできる」ってものじゃない。

それにね、内発的な動機から学びたくて学んでいるわけではないのですから、子どもたちは伸びていきません。

 

叱咤激励で傷つけてない?

そのうえ、

 「なんでできないの?」

「塾に行く意味あるの?」

「お金の無駄じゃない?」

なんて言われたら、どうでしょうか。

 

ますます嫌いになるでしょう。

 

まず、大切なことは「学ぶことはおもしろい」と感じさせることです。

「やらなければならない」という外発的な動機から学んでいれば、どんどん学ぶことが嫌いになります。

 

いいですか?

 

苦手科目、あっていいんです。

あっていいんです!

あっていいんです!

 

はい、ご唱和ください。

 

あっていいんです!

 

でね、

ダルビッシュくんが野球をやるように、

白鵬くんが相撲をやるように、

まず一番得意な教科を、

目一杯やらせてあげてください

 

やればできる!

できればおもしろい!

 

そうやって学ぶことがおもしろくなって、はじめて苦手なものも、かじってみようかな?って思うわけです。

 

ダルビッシュくんも「たまにはプール行こうかな?」

白鵬くんも「たまにはサッカーやろうかな?」

って思うわけです。

 

 

子どもをハッピーにする大人になるためのしつもん

 この子が一番得意なことは何ですか?

 

(「いいね」を押していただき「しつもん」の答えと一緒にシェアしていただけたら幸いです。)

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。