学級にグランドルールを設ける

学級 うまくいかない

僕の学級のグランドルール

「学級がうまくいかない」

そんな悩みを抱えている先生に、一つアイディアを贈りますね。

 

僕の学級では今、「ハッピーな教室を育てる7つのやくそく』という巨大な掲示物を前方に掲示しています。

 

・誰かが喜んでくれることを自分の喜びとします。 

・この教室がみんなの居場所になるように心を配ります。 

・級友の言葉や行動を受け止め、認め、許し、愛します。 

・すべての声を、耳と目と心で聴きます。 

・今日会えたことの喜びを「おはよう」で伝えます。 

・「ありがとう」を言葉と振る舞いで伝えます。 

・当たり前のことを、当たり前に行います。

 

 ※ このまま使っていただいて構いません。

 

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他には何も掲示しません。

あえて、子どもたちの瞳にパッと飛び込むスペースには、この『ハッピーな教室を育てる7つのやくそく』しか掲示しないことにしています。

これまで「10の心得」「10ヶ条」などをつくってみましたが、今年は精選して「7つのやくそく」にしてみました。

ポイントは、よく見える文字の大きさで、学級担任として大切にしたいことを、できるだけシンプルな言葉で伝えることです。

 

届けたいものだけをシンプルに届ける

余分な掲示物を貼らず、本当に伝えたいことだけを届けます。

前に貼るのは、これだけです。

ごちゃごちゃさせない。

貼ればいいってもんじゃないから。

 

シンプルに届けたいことを届けるのです。

 

「このやくそくだけは守ってほしい。
 これはみんながハッピーに暮らすためのグランドルール。
 鉄の掟。
 心得なんだ。

 みんなに素敵な学級を育ててほしいの。
 素敵な学級を育てるのはね、先生じゃないの。
 みんななの。

 この教室はね、みんなの教室なの。
 先生はそれを見守り、困っていたら助けるのが仕事なんだ。

 助けてもらうのはOK。
 でもね、頼るんじゃないよ。
 依存するんじゃないよ。

 僕は、みんなを信頼してるから」

 

最大サイズでグランドルールを掲げてみてください。

一年間、このグランドルールが学級経営の基盤になっていきます。

 

ハッピーな子どもを育てる大人になるためのしつもん

 どんなグランドルールを学級に設けますか?

 

(「いいね」を押していただき「しつもん」の答えと一緒にシェアしていただけたら幸いです。)

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。