◯◯がないと、子どもに声は届かないよ♪

子ども 関係

子どもと人間関係をつくるには…。

 

心に訴えられるようにと…まず信頼関係を…と、授業でしんどかった生徒と休み時間に話したりしています。

個人的に話をして私の思いを伝えたい!(なぜ授業中はお喋りしてはいけないか分かって欲しいなど)と思って、授業中一番気になった生徒を呼んで話していました。

周囲のこと、将来のこと…話をしますが全く通じません。

右から左という感じです。

信頼関係の作り方って、悩みどころかも。

で、信頼関係ってね、「先生らしく」振る舞ってるうちは、できないんだよね。

そこに気づいた人から、子どもたちとむちゃくちゃいい関係を築いていってる。

 

「オレは先生、お前は生徒」

そういうの、手放した方がいい。

そこにいるのは、「人間と人間」。

どこまでも対等な間柄なのだ。

 

「言って聞かせる」より「耳を傾ける」

人間関係をつくるために大事なのは「話をすること」じゃないんです。

どうも学校の先生ってのは、「学校の先生」らしく振る舞うことを好みます。

で、よくね、「言って聞かせます」みたいなことを言う先生がいます。

お説教、好きなんですね。

 

僕は嫌いです。

するのも、されるのも。

そもそもね、「先生の想い」なんて、どーでもいいのだよ。

信頼関係のない人が、どう考えていたって、どーでもいいでしょ?

だってさ、世話にもなってない相手にさ、「オレはお前のことを考えて言ってんだよ」とか言われても困るでしょ?

 

まして、子どもたちにとってはね。

「この先生、信頼できるわ〜」って思ってもらえなきゃ、心に響かないんだから。

そんなの大人も子どもも同じです。

 

いいですか?

 人間の興味は常に「自分」です。

「私の想いがわかってほしい」っていう先生の気持ちもそうなんだよね?

みんな自分のことをわかってほしいの。

愛されたいの。

だけどね、自分の気持ちばかり押し付けられたらさ、それこそしんどいの。

 

これはエゴか?

まず、自分に問いかける。

「これはエゴか?」ってね。

 

これ、本当にこの子のために言ってるの?

自分のために言ってない?

「この子のため」とか言いながら、「自分のため」になってない?

指導してる自分を見せたいだけじゃない?

保護者や管理職に突っ込まれてもいいように声かけてるんじゃないの?

それ、魂の志事かい?

…ってね、いつもいつも問いかけてる。

時折、僕の中のエゴが顔を出すんだ。

嫌われたくない自分、いい人って思われたい自分。

そんなエゴに気がついてあげるのが、生徒指導のスタートラインだったりする。

 

すべては信頼!

信頼がない、子どもに声は届かないよ♪

 

ハッピーな子どもを育てる大人になるためのしつもん

どんな自分なら、この子は信頼してくれるだろう?

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。