「保護者対応」というけれど

保護者対応 モンスターペアレンツ

高校生のお子さんをもつお母様からのメッセージ

居心地のいい家庭で思春期を迎えよう』というブログ記事へのメッセージをいただきましたので、ご紹介いたしますね。

 


 

 

毎日メルマガが届くのを楽しみにしています。

高校生の母です。

 

 

聴くことをどれだけ学んでも、つい、口が…と反省の多い日ですが、ブログを拝見することで楽しい毎日を送らせて頂いています。

今日のブログを拝見して、思ったのですが、先生方は保護者に対しては、対応なんですね。

「処置なんだ」と寂しく思いました。

応対ではないんだ。

面談でたまに感じるものはそこかな、って思いました。

 

 

そして、父親の、家庭を母親へ一切を任せる想い。

それを、どう受け止めるかは、そのお母さん次第ではないでしょうか?

「一人で頑張らなくてはいけない」と、自分の想いを上手く伝えられない。

家族への助けを求められない。

現状があるのではないかと思うのです。

 

 

そして、すべて任せられるということは、どれだけ自由がそこにあるのか。

楽であることが分かるといいのになと、思いました。

勝手な意見で済みません。

 

 

毎日、子供達のためにありがとうございます。心よりお礼申し上げます。

 


素敵なメッセージをありがとうございます。 

 

保護者に寄り添う

僕らは、何気なく『保護者対応』という言葉を使ってしまいます。

リアクション。

お父さんお母さんの言動に対して、リアクションを起こすのですね。

非常に受動的な態度なんです。

そして、そこには「怖れ」が隠されています。

それが、苦しくさせるのだと思います。

 

 

保護者から苦情の電話をいただきます。

僕に電話が回ってくるときがあります。

「対応しきれないので…」というわけです。

そういう突発的なとき、僕はほとんど情報もなく電話に出ています。

 

 

まぁ、でもね、なんとかなってしまうのですね。

実はほとんどの場合、苦情ではないのですね、本質的には。

とにかく聞いてもらいたい、ということが多いのです。

 

 

それで、僕はただ受け止めるだけ。

「そうなんですね、そうなんですね」と話を聞くんですね。

 

 

じゃあ、その苦情の中身ってね、なんだと思います。

「担任の先生とじゃ話にならない」

「担任の先生は聞いてくれない」

そんなことが実に多い。

 

だから、それに耳を傾けるだけ。

なにも解決していないけれど、満足されるのですね。

リアクションしないんです。

ノーアクションです。

もうね、受け止めるだけ。

うん、寄り添うんだな。

 

 

保護者の言動に対してリアクションを起こす。

それ、「怖れ」から動いていませんか?

そして、うまくいかないとき、「モンスターペアレンツ」というレッテルを貼っていませんか。

 

 

起きてるクレームをじっくり見つめるとね、「それ防げたんじゃないの?」ってことは結構あるんですよね。

起こるべくして起こっていること。

「そりゃクレーム来るでしょ?」ってこと。

 

 

だからね、まずは寄り添ってみる。

クレームを下さる保護者はありがたい存在です。

自分の在り方を見直すチャンスをくれるのですから。

 

 

クレームをいただいたら、そこから学べることは何かを考えるのですね。

 

 

ハッピーな子どもを育てる大人になるためのしつもん

このクレームで、自分のどこを磨きますか?

 

(「いいね」を押していただき「しつもん」の答えと一緒にシェアしていただけたら幸いです。)   

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。