ヨソの子を預かってみる

親の在り方

迷惑をかけないで生きるのは難しい!

 人様に迷惑をかけてはいけない!

そうやって昔から教えられてきました。

 

だらかでしょうか。

親としては、どうしても先回りをしてしまうところがあります。

 

でもね、人間なんて生きていれば、だれかに迷惑をかけてしまうもの。

助けられて助けられて生きてるの。

迷惑、かけるさ。

 

 

だからね、

 

だれかに迷惑をかけられても、それを受け止めてあげたいな。

 

ヨソの子には寛大でいられるのは、なんで?

先日、家に帰ったら天井に電球カバーに穴が開いていたの。

「あれ、どうしたの?」

って尋ねたらね、

「友だちが来て穴を開けちゃった」って。

 

「あら、そう」

 

仕方がないから直す。

そんなことにいちいち目くじらを立ててたら、子どもたちを家に呼べないからね。

 

でもさ、たぶん我が子がやったなら、叱っちゃうんだろうな。

「ちょっと来なさい」なんて言って。

「どうして、こんなことになったんだ?」って。

 

 

他人の子どもを見ているときの方が、器が大きくいられるの。

あれって不思議。

 

ヨソの子の面倒を見てみる

形あるものはいずれ壊れる。

そうやって寛大に受け止められたらいいのにな。

 

自分の子どもには、なんだかカリカリしちゃうの。

 

「あ〜しなさい」「こ〜しなさい」と言ってしまう。

「あれはダメ」「これはダメ」と言ってしまう。

 

 

一方、

 

他人の子どもを面倒みると、意外と寛大でいられるの。

なんでだろうね。

 

ダメなものはダメっていうけどね。

でも、寛大かな。

 

案外子どもたちの方も気をつかっててね、お母さんに見せてる姿とは違った姿を見せてくれるの。

 

「ウチの子、全然ダメで…」

そんなふうに言われていた子がね、なかなかどうして、しっかりしていらっしゃる。

 

だからね、たまには他人の子どもを預かってみるのもいい。

自分の立ち位置が再確認できるから。

 

 

ハッピーな子どもを育てる大人になるためのしつもん

自分の現在地を知るための方法はなんですか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。