どんどん失敗させてあげたらいいんだよ。

失敗させてみる勇気

声を張り上げて

「あ〜しなさい」

「こ〜しなさい」

と指示を出す。

 

子どもたち、叱られたくないから、言う通りにします。

顔は怯えています。

 

「ほら、見ろ。俺が言った通りにすれば結果が出るんだ」

 

そんなことを言う指導者がいます。

親がいます。

 

ちょっと待ってください。

本当に、それでこの子は成長していますか?

その成果は成功体験と呼べますか?

 

 

人生は、なんとなく成功してしまうこともあります。

そんなとき、成功の理由はわかりません。

 

でもね、人生って失敗から学ぶことの方が圧倒的に多いのです。

私たち大人は、そのようなことを経験を通して知っています。

 

 

失敗ほど貴重なものはありません。

失敗ほど愛おしいものはありません。

 

 

でもね、そこは親心。

我が子には失敗などさせたくない。

 

 

うん、僕もそう。

だから、子育ては難しい。

理屈じゃないもん。

失敗が大事なのはわかるよ。

でもね、失敗させたくないよ。

だって、親だもん。

 

 

だかはこそ、意識してちょっとだけ待ってみる。

信じてみる。

勇気を出してみる。

 

失敗することがわかってて、失敗させる。

これほど苦しいものはありませんね。

 

でもね、信じて手放してみる。

結局、信じられている子は伸びるのですから。

 

そう。

つまりはね、子育てって親が親として育てられる場

我が子が磨いてくれてるの。

 

先生だって、同じ。

児童や生徒が人間として磨いてくれてるの。

そう思えば、すべては愛おしい存在です。

 

 

だからね、

ちょっとだけ、

意識を変えてみるんです。

 

子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉

人間は失敗から学ぶんだからね。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。