映画『かみさまとのやくそく』

かみさまとのやくそく

どうやら、僕らは生まれる前に、自分の人生を選んで「この世」にやってくるらしい。

一人ひとりが、テーマをもって生まれてくるらしいのです。

 

その人生のシナリオは、ぜ〜んぶ自分で選んだもの。

 

映画『かみさまとのやくそく』。

お母さんのお腹の中にいるとき。

それから、もっと前の記憶。

そういう記憶をもったまま生まれてくる子どもがいるらしい。

 

それをそのまま受け入れるのも自由だし。

そんなの空想だよって切り捨てるのも自由だけど。

 

この、映画『かみさまとのやくそく』は、そんな子どもたちの声に耳を傾けて、生きる意味を考える映画です。

 

 

人はそれぞれ、たくさんの課題をもって生きています。

ホントにそう。

これまで3000人以上の子どもたちに出会ってきました。

 

課題をもたない子なんていなかった。

課題ってね、「勉強ができない」とか「スポーツが苦手」とか、そんなレベルのお話とは違いますよ。

 

いろんな家庭環境。

いろんな病気。

いろんな発達課題。

人間関係。

 

とにかく思うのは、一人として同じ人生を歩んでいる子などいなかったということ。

みんなそれぞれ、自分が選んだシナリオを、懸命に生きていたと思います。

 

ここからが大事なのだけれど。

そのシナリオ。

この映画に寄れば、がんばればなんとかなるぐらいのシナリオを選んでくるそうなのです。

僕らって、なんってストイックなんでしょう。

 

 

簡単なシナリオじゃつまらないでしょ?

ロールプレイングゲームみたいなもんだね。

ず〜っとスライムしか出てこないドラクエとか、つまんないし。

クリボーしか出てこないマリオもつまんないでしょ?

 

 

なので、ちょっとだけ難しいシナリオを選んで生まれてくる。

こんな書き方をすると、スピリチュアルな感じが出ちゃうけど。

スルーしたい人はスルーしてくださいね。(←田宮陽子さん風)

 

 

でもさ、でもさ。

そういうことって、あるのかもしれないよ。

そう考えた方が、思いきって生きられるなぁって思わない?

 

 

生まれる前に、自分の能力をよ〜く見てね。

この能力なら、このシナリオで生きていけるんじゃないの?

よしっ!生まれてみましょうか〜!ってノリ。

 

 

自分で選んだ人生だから、手抜きなんかできませんよ。

懸命に生きてやらなきゃな。

 

 

そう考えるとね、子どもたちはすでに能力をもって生まれてきているわけです。

そのシナリオをクリアできるだけの能力をすでにもっている。

これ、大事な子ども観なのね。

 

 

そう!

みんな素敵な才能の持ち主なわけで。

 

 

そこを信じ抜けるかどうか。

そこは大人の問題なわけで。

 

あれこれあれこれ、大人が知恵を授けなくともよいわけさ。

子どもを、自分の意のままに、変えようとなんかしなくたっていいのです。

そんなのは、傲慢です。

 

 

この子のありのままを受け入れればいいんだよ。

受け入れ、認め、許し、愛する。

ただ、それだけさ。

 

 

苦手なこと、不得手なこと、あってもいいじゃない?

だって、人間だよ。

そんなところにばかりフォーカスしないで。

 

 

この子はこの子であるだけで素晴らしいんだ。

 

 

そうそう。

映画『かみさまとのやくそく』では、こんなことも語られていたなぁ。

 

「お母さんを幸せにするために選んできた」

 

これ、忘れないでね。

この子は、あなたを幸せにするために生まれてきたってことを。

 

子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉

あなたを選んで生まれてきたの。あなたを幸せにするために。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。