この子はちゃんと咲く子だよ。

思春期 人生のシナリオ

自分らしく生きる。

一人ひとり、ちゃんと自分で『人生のシナリオ』を選んで生まれてくるらしい。

 

それが、ホントかどうかなんてわからないけれど。

そういうことってあるかもしれないなって思うのです。

 

必要なものは必要なときにやってきます。

必要なものは必要なときに学びます。

出会うべくして、人は出会います。

 

振り返ると、すべてが必然であったかのように見えてきます。

そう見えるだけで、ホントはウソかもしんないけどね。

 

そうやって考えた方が、人生がとってもシンプルに見えるんです。

シンプルに考えたらね、子どもと接することってもっと心地よくなると思うの。

 

あれこれ頭で考えて、「あ〜しない!こ〜しなさい!」と言う。

心配で不安で、子どもたちの前を先回り。

シンプルなものを難解にしているのは僕ら大人の方かもしれません。

 

子どもたちはそんなの望んじゃいないよ。

せっかく選んだ『人生のシナリオ』を先回りされたんじゃつまんないでしょ?

 

だからね、目の前のこの子も、ちゃんと自分で『人生のシナリオ』を選んで生まれてきてるんだって、一応信じてみてほしい。

ちゃんと、自分の力で乗り越えられるだけのシナリオを選んでるんだよ。

 

 

だから、努力が必要だと感じれば自分から努力します。

自分らしく生きている子。

自分の人生を自分の足で歩んでいる子はみんなそう。

 

 

 

大人があれこれ言わずとも。

大人があれこれ与えずとも。

 

 

子どもたちはちゃんとシンプルに学び、成長していきます。

 

 

目の前に用意しておいてあげるだけでいいのです。

それを受け取るのも受け取らないのも子どもの選択なんです。

 

つまりは、どこまで子どもを信じ抜けるかということ。

そう!これは大人の問題なのだ。

 

「この桜の木は来年咲くだろうか?」

 

そんな心配をする人はいません。

きちんと根を張り葉をつけた桜ならば、春になれば花を咲かせる。

それはとっても自然なことです。

 

この子もきっと咲く桜。

大人があれこれやらずとも、ちゃんと咲くようにできているのです。

 

子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉

咲きたいように咲くのだから、そっと見守るだけでいいんだよ。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。