「子どもが変わらない」と嘆いているあなたへ

子どもが言うことを聞かない

子どもとの関係に悩むお母さん

子どもとの関係に悩んでいるお母さんがいました。

彼女は本当に困っていました。

それで、そんなお母さんと少しだけお話をしたんですね。

 

 

すると数日後。

 

「子どもとの関係がガラリと変わった」

と、喜びの声を届けてくれました。

 

「先生のおかげです」

なんて言うのだけれど、

僕は少し「しつもん」しただけです。

 

変わったのはそのお母さんです。

僕はちょっとだけお手伝いをしたに過ぎません。

 

 

子どもとの関係に悩まれてるお母さんって多いんですね。

 

本当に困っている。

本気で息苦しさを感じている。

 

だから、僕はそっと背中を押します。

背中を押すといっても、

少し「しつもん」をするだけですが。

 

それで自分の内側に眠る答えに気がついて、

子どもとの関係がガラリと変わるのです。

 

 

どうして変われない人がいるのだろう

一方で、

先生たちってなかなか変われません。

 ずっと疑問でした。

 

「子どもとの関係が変わりました」

というお母さんが山ほどいるのに、

「クラスの子どもたちとの関係が変わりました」

という先生がいない。

 

なぜだ?

なぜなんだ?

 

そしたらね、

あるお医者様が教えてくださったんです。

 

病気の人でも、

治りかけると、

急に病院に来なくなる人がいるんだそうな。

 

すぐに病気に逆戻りしていく。

お医者さまとしは、ガッカリなわけです。

 

「何でかな?」って、不思議だったそう。

 

それでね、

よくよく話を聞いてみた。

 

そしたらね、

あることがわかったの。

 

その人にとって、

病気が治るのは不都合だった。

 

病気のおかげで、

周囲から心配される。

 

病気のおかげで、

仕事が軽減される。

 

 

病気が治ったら、

人が離れていくかもしれない。

 

病気が治ったら、

また大変な業務が待っているかもしれない。

 

そんなところがあったそうなの。

 

病気を治したい!

 

でも、

心の奥の方では、

治ると都合が悪い。

 

 

そういう部分が心の奥底にあると、

病って治っていかないんだそうな。

 

本当は変わりたくないんだよって。

「変わりたい変わりたい」と言いながら、

本当は変わりたくないんだよって。

 

 

在意識の中では

変わりたくないんですね。

 

 

変えられるのは自分だけです

何度も何度も書いていますが、

変えられるのは自分だけです。

 

ですから、

僕のメッセージを読んで、

多くのお母さんが変わりました。

 

それはもうね、

心から子どもとの関係を整えたいと思っているから。

 

お母さんが変わったら、

子どもとの関係が変わっていったんですね。

 

それは、

心から我が子を愛する気持ちです。

 

 

一方で、

 「熱心な読者」を名乗る方から、

「子どもが変わらない」というメッセージを

何度もいただきます。

 

 

僕のメッセージは、

いつだってシンプルです。

 

 

コントロールをすることをやめる。

子どもを受け入れる。

 

 

一言でいえば、

子どもの上に

立とうとするな!

です。

 

 

で、

これって、

「先生になるのが夢でした〜」タイプの人たちがさ、

自分が子どものころ描いてきた「先生像」と

かけ離れてると思うんだよね。

 

 

尊敬なんかされなくたっていい。

影響なんて与えなくたっていい。

 

この子のこの子らしさを認めていく。

一番の理解者。

一番の応援者。

ただそれだけの存在。

 

この子が成長したら、

それはこの子のおかげ。

 

先生なんて、

その程度の存在。

 

ただ寄り添う。

ただ励ます。

 

評価なんかされなくたっていい。

「すごい先生」だなんて言われなくたっていい。

 

そういう存在になったら、

子どもが変わるよ。

 

で、これってある意味危険なんだわ。

 

「先生、先生」って呼ばれて尊敬されたい!

みたいな人から見たらさ、

受け入れられないと思うの。

 

 

でもね、

これは本当なの。

 

子どもを信じちゃったら、

もうね、なにもいらないの。

 

 

信じられないよね?

いいよ、

信じなくて。

 

本気で変わりたい人しか

変われないから。

 

大人が変わるから、

子どもが変わるんだよ。

 

指導法以前の問題なんだよ。

 

だから、

これだけは伝えたい。

 

子どもが変わらない?

 

それはさ、

お前が変わらないからだよ。

 

どう指導したら、

子どもが変わるか。

 

その答えを僕は知りません。

 

指導法を知りたかったら、

もっと良いサイトは山ほどあるはずです。

 他をあたってください。

ついでにメルマガも解除してください。

 

 

あのね、

変わるのは僕らの方なの。

 

僕らが変わったら、

子どもが変わるの。

 

本当に変わってるのか。

変わって見えるのか。

 

正直言うと、

よくわかんないんだけど。

 

子どもとの関係は確かに変わるの。

 

 

さきほどのお母さんね、

子どもとの関係に悩んでた。

本気で悩んでた。

 

 

だから変わったの。

お母さんが変わったの。

 

 

では、最後に

お母さんにした「しつもん」、

書いておきますね。

 

 

「お母さんがやってあげてることってさ、お子さん、本当に望んでます?」

 

 

ハッピーな家族になるためのしつもん

管理することを手放すと、

どんな困ったことが起こりそうですか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。