お母さんにとって働きやすい職場

女性の社会復帰

学校現場に、子育て中のお母さんが少ないように感じています。

僕のメルマガの読者様には、「学校の先生」で「お母さん」という方が多いんですね。

あなたの職場はどうですか?

お子さんの学校はどうですか?

 

 

学校現場は、子育てと仕事の両立が大変難しい職場環境になっています。

今日はそのことについて書こうと思います。

 

 

 

日本が抱える喫緊の課題は「高齢化」「少子化」です。

どちらも避けて通ることができない課題です。

社会の問題であると同時に、家庭が抱える問題でもあります。

 

 

これからの時代は、職業人としての時間を減らし、家庭人としての時間を増やす必要があります。

ワークライフバランスというヤツです。

 

 

それでね、制度的にはずいぶんとお母さんが復職しやすい体制が整ってきたように感じます。

でもね、本当に大切なのは制度ではないのです。

今日書きたいのは、それなのです。

 

 

僕はできるだけ勤務時間が終わると帰るようにしています。

生徒指導の案件がなければ帰る。

これを一つのマイルールにしています。

 

実はこれ、一つの実験なのです。

早く帰るとどうなるか、という実験です。

 

 

これはもう、明らかにコミニュケーション不足が起こります。

勤務時間内に終わらせるつもりで働いている人間と残業することを前提で働いている人間では、時間に対する捉え方がずいぶん異なることがわかってきました。

 

 

僕の視点で行くと、報告・相談・連絡は勤務時間内にしてほしい。

でも、周囲の人間からすると、「あなたが早く帰るから報告・相談・連絡ができない」となる。

 

僕も若いころ、早く帰る先生を見て、「あの人は仕事がなくていいな」と思っていました。

「遅くまで学校にいる先生がいい先生」などと言われてきましたし。

そう信じている人も多くいました。

 

でもね、あとでその先生が介護をされていることを知りました。

お子さんが障害を抱え、送り迎えをしていることを知りました。

相手の「本当」を知ったとき、己れの無知を恥じました。

 

 

つまり、介護や育児で時短勤務をしている先生が疎外感を感じるような職場環境を、僕らの意識が作っていたのです。

 

 

通常の業務は勤務時間内に終わらせ、授業の準備など個人作業は残業をするという体制ならば問題はないでしょう。

でも、全体で動く仕事を残業で補う体制ですと、家庭のことがある先生は「皆に申し訳ない」という気持ちを抱えながら家庭に戻ることになります。

 

 

そういうことをマネージメントするのが管理職なのかもしれません。

でも、これはもっと内側にあるもの。

教員文化であり、意識の問題でもあると思うのです。

 

 

勤務時間を終え、自分のすべき仕事が終わり、家庭に帰っていく人間が肩身の狭い思いをするというのはなんだか奇妙な話です。

 

僕は、学校現場にもっと「お母さん」が増えるといいなって思っています。

30代〜40代の女性がごっそり抜けている職場はないでしょうか。

 

 

育児を経験した先生。

そういった経験は、悩めるお母さんに寄り添うための貴重な経験です。

こういう言い方をするのは、大変語弊のある言い方かもしれませんね。

でも、子育ての悩みは子育てを経験した人の言葉の方が受け取りやすいように思います。

 

 

僕自身、リアルにそれを感じています。

子供が生まれる前と子供が生まれた後では、保護者の様子は変わりました。

僕の気持ちもあるのでしょうか、やはり保護者の心情的にも違いがあるのだと思います。

 

「お母さんの経験」がある先生が少ないということは、もっと大きな視点で考えれば、これは大変な損失です。

制度改革も大切ですが、意識改革がもっと必要なのではないでしょうか。

 

 

今日は真面目に書いてしまいました…。

 

ハッピーな先生になるためのステップ

働きやすい職場環境をつくるのは働く人の意識。