子供との関係を整えることから始まるの♪

子供との関係を整える

愛の選択、恐れの選択

僕らはついつい、「恐れの選択」をしてしまいます。

「ねばならない」

「こうあるべき」

そこから行動を選択する。

それが「恐れの選択」。

 

一方で、

「こうしたい」

そんな自分の内側にある声を素直に聴いて行動を選択する。

それが「愛の選択」。

 

 

僕は子どもたちに問いかけます。

「どうしたいの?」

「そのために何ができるの?」

いつもいつも問いかけるんです。

ただそれだけ。

僕は何も教えない教師だから。

 

内側にある声を引き出すために問いかける。

ただそれだけなんです。

 

意図を放たず、ただ問いかける。

これ、子どもとの関係を整える極意なんです。

 

 

「こうでなければならない」のたくさんある暮らし

驚いたことに、子どもたちの生活って「やらなければならないこと」で覆い尽くされているんですね。

 

学校に行かなければならない。

 

勉強をやらなければならない。

 

テストでいい点数を取らなければならない。

 

いい子でなければならない。

 

明るく元気でなければならない。

 

友達は多くなければならない。

 

宿題はやらなければならない。

 

お手伝いをしなければならない。

 

早寝早起きをしなければならない。

 

 

「ねばならない」のオンパレード

これでは、子どもたちが疲弊してしまうのも無理はないです。

 

朝から晩まで。

家庭でも、学校でも。

 

たくさんの「恐れの選択」の中で暮らしている。

それが苦しくて苦しくて仕方がないって子、多いと思う。

思春期ってね、心がもっとも敏感なときですから。

 

 

「愛の選択」に耳を傾けてみる

子どもたちに「自分はどうしたいの?」って問いかける。

ところが、子どもたちにはその選択権がないことがよくわかる。

 

「自分はこうしたい!」

 

それはある。

でも、それは選べない。

だって、中学生だから。

親にこう言われるから。

それは選べない。

 

そうだろうな…って思う。

だからこそ、僕はいつも子どもたちに伝えている。

 

「これからは生き方を選ぶ時代だよ。

 あなたがあなたの行動を選ぶんだよ」と。

 

とりわけ思春期の子どもたちは「恐れの選択」の中で生きている。

 

だから、子どもを取り巻く大人たちは、「愛の選択」を意識してあげるといい。

子どもの「こうしたい」に耳を傾けてみよう。

問いかけてあげよう。

 

すると、子どもとの関係が整っていく。

問いかけて受け止めたら関係が整う。

なんだか魔法のようなお話なのです。

 

子どもとつながる問いかけの魔法

問いかけて受け止める。それだけで関係が整う。

 

 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。