子供の言葉遣いを直したいなら、子供の言葉遣いを注意するな!

子どもの言葉遣いが悪い

「バカ」「アホ」「死ね」って汚い言葉を使う子がいるでしょ?

ついついお友達にキツい言葉をぶつけてしまう子がいるでしょ?

 

 

言葉遣いが汚い子供っているよね。

でもね、間違えないで。

 

 

言葉が乱れているからが乱れるんじゃないの。

が乱れてるから、言葉が乱れるの。

 

 

心が整っていないだな。

心が荒れてるだな。

だから、ついつい汚い言葉を使ってしまう。

 

 

それで大人は子供の言葉遣いばかり注意する。

 

 

「そんな言葉を使ってはいけません!」って叱るでしょ?

「みんなで子どもたちにきれいな言葉を使わせましょう」って一生懸命になるでしょ?

 

 

でも、忘れないで。

心が先で、言葉が後

この順番が大事なの。

 

 

 

 

そもそも変えられるのは自分だけ

叱ったって変わらないの。

そのうえ、ウザい先生、ウザい大人に注意されてもウザいだけさ。

 

 

ズレてんだな、それ。

 

 

まず人間関係さ。

子供の言葉遣いを整えるなら、まずは人間関係さ。

 

 

 

それがすべてと言っていい。

心を整えるってのは、同時に人間関係も育まれるんだな。

人は「つながり」の中で生きてるから。

 

 

まず受け止めて、ただ愛する

そうやって「つながり」を育むと、言葉なんて変わってくる。

 

 

教室を安心安全な場所にする、って何度か書いてる。

そういう場所だと、他人に傷つけられない。

 

 

他人に傷つけられないから、他人を傷つける必要もないわけ。

だから、言葉が変わる

 

 

この順序を間違えてる大人は多い。

 

 

「服装の乱れは心の乱れ」なんて言うでしょ。

でもさ、服装を整えても心は整わないの。

心が整うと、服装も整うの。

服装を直しても、心は整わないよ

 

 

教育では、すべて心が先

つながりが先

 

 

手法や技術に走ってさ、うまくいかないのはそういうことなのだ。

 

 

子どもとつながる問いかけの魔法

子どものとの関係性を整えることがすべての礎。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。