愛される子どもの育て方

愛される子どもの育て方

夢は一人で叶えるものじゃない。

  『Create a Life』

 〜自分の人生を創造する〜

 

4月23日(日)、こんなイベントを行いました。

僕の役割はファシリテーター。

「時間と場所にしばられない生き方」を実践されている4人のゲストからお話を伺う。

そんなイベントです。

 

 

その中で、ビジネスパーソンであり、2児の母でもある心書家、岸本亜泉さんの言葉が印象に残りました。

 

 

それは、「夢は一人で叶えるものじゃない!」という言葉です。

 

 

なんだか当たり前に聞こえますよね。

でも、これを体現できている人って少ないと思うの。

 

 

何かをするとき。

人はついつい一人でやりがちです。

 

 

でもね。

 

これからの時代は、「助けて」と言える能力が問われるんですね。

「夢は一緒に叶えるもの」

そう彼女は言います。

 

 

自分の夢を語り、共感してくださる方と一緒になって夢を叶える。

自分自身がもっている「ご縁」というリソースを生かす。

 

 

ついつい一人でやろうとしがちなんだけど、「一緒にやる」がいいのだよ。

 

 

スピーカーとしてお話をしてくださった寒川井誠さんがおっしゃいました。

「好きで、得意で、人に喜ばれることをすることが大切です」と。

 

 

 

どんな仕事にも「好きで、得意」な人はいるわけです。

そういう人たちと手を取り合う。

自分の苦手な部分は仲間にお願いをする。

 

 

それが大切なのですね。

 

 

愛される人を育てる。

僕は常々、「愛される人」を育てることを教育の柱にしてきました。

助けてほしいとき、「助けて」と言える子。

 

 

で、何でそれが声に出せるかって言うと、愛されているからなんです。

周囲を信頼しているから、「助けて」と言えるわけね。

 

 

人間関係は鏡だから。

大切にすれば、大切にされる。

愛すれば、愛される。

 

つまりね、愛される人ってのは「隣人を愛する」人なわけ。

これは、思いやりってことなんだけど。

 

 

結局、人間一人がもってる能力なんて限られているじゃない?

時間だって24時間しかないもの。

 

 

だから、いかにして「かけ算」していくか。

自分の能力が「3」だとして。

応援してくれる人が「3」なら、3×3=9なわけ。

 

 

これが、これからの時代のルールなんだと思うよ。

 

 

自分を満たす

人間は満たされていないと、奪うエネルギーが強くなります。

まず自分を満たす。

 

自分からあふれ出たもので、関わる他者を満たす。

そんな在り方だと、循環するんですね。

 

 

で、

自分の満たし方ってシンプルでね。

 

 

自分にOKを出す。

ただそれだけ。

 

 

でもでも。

それだけのことが難しいわけです。

 

 

自分は自分でいいんだ。

 

できないことはあってもいいんだ。

 

そう思えたら、人生はどれほど軽くなるでしょうか。

 

大人にできることはとてもシンプル

つまりね。

まず自分を満たすでしょ。

あふれた愛で、人を満たすでしょ。

すると、ご縁が生まれます。

共感してくれる仲間が生まれます。

ファンと呼んでもいい。

自分を応援してくれる人が生まれるわけ。

 

 

で、その人たちに「助けて」と言ってみる。

「自分はこんなことがしたいんだ!」と口に出していってみる。

 

 

この流れはね、どこを飛ばしても循環しないわけです。

まず、スタートは自分を満たすこと。

 

 

僕の仕事なんて、子どもに「いいね」って言ってるだけだもん。

応援するだけ。

とってもシンプルな仕事なわけです。

 

どうも世の教育者たちは、子どもたちに何かを身につけさせようとし過ぎるね。

「あれもさせなければならない」

「これもさせなければならない」

そんなものばかり。

 

道徳教育だの、英語教育だの、プログラミングだの。

あれもこれも。

身につけさせねばならぬことばかりなのさ。

 

 

でもね。

教育ってもっとシンプルだぜ。

 

「いいね」「大丈夫だよ」を伝えるだけ。

 

 

目の前の子どもをハッピーにするために何ができるだろう?

シンプルにシンプルに考えればいいんだよなぁ。

 

 

ハッピーな子どもを育てるしつもん

どんな応援ができますか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。