「つながり」とは橋を架けること。

人間関係を整えることから始まります。

悩みの種は人間関係から始まる

親と子の関係。

先生と児童生徒の関係。

上司と部下の関係。

夫婦の関係。

 

 

人と人との関係は、いかにして「つながり」を深めていくか。

これに限るんです。

 

 

人間の悩みなんて、突き詰めていけば、人と人の間で起こるものばかり。

すれ違ったり、比べてみたり。

 

 

だから。

 

 

人間関係を整えることが大事なの。

 

橋を架ける

「人間関係を整える」ということは、人と人の間に橋を架けるのと同じ。

そこに人間関係がないのに、干渉しようとする。

そんな大人は案外多いんですね。

 

 

学校や教室が荒れるのも、そんなとき。

家庭内暴力が起こるのも、そんなとき。

 

 

そこに橋が架かってないのにさ、対岸から

「あ〜しなさい!」

「こ〜しなさい!」

って言うわけ。

 

 

近海に大きな空母がやってきて、圧力をかける感じね。

あれさ、空母の側から見ると正義じゃん?

でも、対岸から見たらどうよ?って話なわけ。

 

反発するしかないじゃん!って。

子どもも同じなんだよね。

反発するか、引きこもるか。

そうさせているのは、大人の方なのさ。

 

 

橋が架かっていないから、心に響かないのさ。

言葉が届かないのさ。

 

 

だからまず、橋を架けることからスタートしたい。

 

 

人間関係は鏡

人と人の関係性って鏡なの。

相手のことを大切にするから、こちらのことも大切にしてくれる。

愛すれば、愛される。

 

 

逆に、逆に。

傷つければ傷つけられる。

無視すれば無視される。

 

 

だからね、まず受け入れること。

こちらが子どものありのままを受け入れないと、子どもも大人を受け入れないんだな。

 

 

それから、話をよく聴くこと。

じっくり話を聴くこと。

こちらが話を聴くから、子どもたちだって、大人の話を聴くのだよ。

 

 

そうやって人間関係を整える。

つまりは、互いの間にしっかりと橋を架けるんだ。

 

橋が架かると、すべてが丸くなる

子育ても、教育も、難しくしてるのは、技術に頼ろうとするから。

何かを学んだら、子育ても教育も、うまくいくと思っている人は多い。

 

 

でもね。

まず、人間関係なんだ。

 

 

そもそも子育てなんて、人類が誕生して以来、ず〜っと行われていることでしょ?

育児書なんて読まなくたって、子育てしている人なんて山ほどいるでしょ?

 

 

難しく考えると、窮屈になるんだな。

教育だって同じ。

 

 

もっとシンプルに考えた方が良いと思う。

まず、人間関係を整えるの。

それがスタート。

 

 

多少こちらに粗相があってもね、そこに人間関係があったなら、笑ってすませることができる。

けれど、敵対関係になるならば、些細なことが諍いの引き金になる。

 

そういうものだと思うのね。

 

子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉

相手に求めることを、先にしてあげればいいんだよ。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。