親としてできること。

どんな人生なら最高?

ビジネスクラスって、すごいんだね。

 

娘と海外行脚をしています。

今回の旅は、ビジネスクラスです。

飛行機代だけで、エライコッチャ!な感じです。

 

 

でもね、やっぱ違います。

「高い金を出してまで…」って乗り物や場所はいくらでもあります。

飛行機は違います。

 

 

ここには確実に格差が存在します。

まずは、空港ラウンジです。

 

 

JALのSAKURAラウンジには、ビールだけでなくシャンパンやワインも用意されています。

食事も充実しており、有名なJALカレーはまさにホテルのビーフカレーです。

 

 

造りもゆったりしており、スタッフも多く、そのうえ機敏です。

ゆったりしたソファーで出発までの時間を過ごし、眼下にはJALの機体がズラリと並んだ雄壮な姿を眺めることができます。

 

機内のゆったり感は、いつもエコノミーの僕には、ありえない空間が広がっています。

フラットになるベッドに、温かい布団。

目を覚ませばドリンクが運ばれてくる。

料理は選べますし、お皿でサーブされます。

 

何から何まで、「すげ〜な」の一言です。

 

 

 

自分の人生を自分で背負う

 

僕が子どもたちに見せられる世界は、今のところ「ここまで」だと思っています。

子どもたちには未来を見せました。

でも、さらに上のファーストクラスなんてのも存在するわけです。

 

 

自分の人生を選ぶのは、自分です。

親としてできるのは応援することだけです。

 

 

勉強するならば勉強すればいい。

勉強しないならば勉強しなければいい。

 

 

学校に行きたければ行けばいいし、

行きたくなきゃ行かなくていい。

 

 

そんなの、知ったこっちゃないよね。

俺の人生じゃね〜もん。

 

 

やりたいように、やればいいの。

背負うのは自分だよ。

この子自身の問題なの。

 

 

信じて手放す

 

何を選択したって、応援するだけです。

コントロールも、アドバイスもありません。

 

 

ただ、このステージにたどり着けば、こういう世界が待っていますよ、と。

あとは、あなた次第ですよ、と。

 

 

ファーストクラスの世界も、ビジネスクラスの世界も、「周りと同じ」を選んでいては難しいのかもしれません。

 

 

そもそも、定期テストで良い点取ったぐらいで、その世界には踏み入ることはできませんから。

もっといろんな知識や教養を身につける必要があるでしょう。

たくさんの人脈も必要です。

 

 

言ってみれば、「みんなと一緒」に普通を目指していてはいけないわけです。

生き方を選ぶのは、この子自身だから、親は親としてできることをしてあげるだけで良いのです。

 

 

前回のプーケットは長男くんだけ連れていきました。

今回の旅は長女ちゃんだけ連れていきます。

 

 

全員を平等に?

バカなことを言ってはいけません。

 

 

そんなのね、行きたきゃ自分の金で行けばいいんです。

親の金で行かせてもらおうなんてのが甘いのです。

 

 

帰国したら、兄妹で伝えあえばいいんです。

どんな世界だったかを。

 

 

そして、それを聞いて、選べばいいんです。

漫画ばっか読んで、ゲームばっかして、ダラダラ過ごすのも、全然ありです。

習い事をがんばるのもありです。

勉強するのもありです。

 

 

やりたいことがあるなら、全力で応援します。

応援できるように、父ちゃんは懸命に働きます。

 

 

「できること」と「できないこと」があります。

変えられるのは自分だけです。

 

 

どうも、世の中の人たちは「変えられないもの」を変えることに一生懸命です。

子どもを変えようと悩みます。

 

 

自分ですら変えられないのに、他人を変えようだなんて傲慢です。

できることをただするだけでいいのです。

 

 

あとは、信じて手放すだけ。

自分で選ぶから、人生はおもしろいんだよ。

 

創造的な人生を生きるためのしつもん

どんな人生なら最高ですか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。