初期設定を大切にする。

この子が本当に必要としていることは何?

ひまわりの種は、

「ひまわり」であることが初期設定。

 

 

その初期設定を変えようとする人はいない。

 

 

アサガオの種は、

「アサガオ」であることが初期設定。

 

 

やっぱり、

その初期設定を変えようとする人はいない。

 

 

みんなそれぞれ、

初期設定がある。

 

 

「ひまわり」も

「アサガオ」も

「桜」も

「チューリップ」も

みんな違ってみんないい。

 

 

大切なことは、

「ひまわり」なら「ひまわり」として

美しく咲くことなのだ。

 

 

「アサガオ」なら「アサガオ」として

美しく咲くことなのだ。

 

 

どうもみんな

「何者か」になりたがる。

 

 

「ありのまま」とか

「あるがまま」とか

「自分らしく」とか

言うわりには、

多くの人は自分らしくないことばかりしている。

 

 

だから、苦しい。

 

 

「自分らしい」ってのはつまり、

努力してやることじゃないわけで。

 

 

自然に。

ごくごく自然に。

 

 

がんばらなくてもできていること。

それが「ありのまま」で

「あるがまま」で

「自分らしく」なのだ。

 

 

どうもみんな、

がんばり過ぎているのだ。

 

 

 

さて、思い起こしてほしい。

 

 

「ひまわり」も「アサガオ」も、

咲かせるのは自分自身だ。

 

 

水をあげようが、

肥料を与えようが、

最後に咲くのは本人だ。

 

 

僕らにできるのは、

環境を整えてあげることだけ。

 

 

結局、最後に咲くのは自分だ!

 

 

「ひまわり」と「アサガオ」を比べることに意味はない。

「桜」と「チューリップ」を比べることに意味はない。

 

 

どちらも同じ花だけど。

どちらも人を楽しませるけど。

 

 

どちらが良いとか、悪いとか。

どちらが優れているとか、劣っているとか。

そういうことはないのだよ。

 

 

美しい花を咲かせるのに必要な要素は、

花によって違う。

 

 

掃除の大変な「桜」が悪いわけじゃない。

支柱の必要な「アサガオ」が悪いわけじゃない。

 

 

必要なものは、

みんな違うのだ。

 

 

人間だって同じだよ。

 

 

初期設定を受け止めて、

その子のその子らしさを伸ばしていくだけ。

 

 

そして、伸ばすのはその子なのだ。

 

 

子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉

この子が本当に必要としていることは何ですか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。