感情をコントロールするよりも簡単なこと

感情をコントロールするよりも、ステージを変える方が簡単

子どもたちと同じステージに立っていませんか?

 

子どもたちの言動に、

つい感情的になってしまう

 

そんなことはよくあることです。

 

子どもが言い訳をするものだから、

先生も感情的になって叱ってしまう。

 

その感情が生まれるのは、

子どもたちと同じステージに

 立っているからです。

 

 

 

子どもたちのコミュニケーション

 

「うざい」

「きもい」

と言ってくる子がいます。

 

それに僕は腹を立てていました。

 

でも、あるときから、

「うざい」

「きもい

はコミュニケーションを求める彼らの、

言わば「求愛」行動であると気がつきました。

 

大人を腹立たせる行動を取る。

そういう不器用なコミュニケーションしかできない子どもたち。


自尊感情の低い子どもたちほど、

悪態をついてコミュニケーションを取ろうとしてきました。

 

 

悪態をつく子ども。

 

暴言を吐く子ども。

 

暴力を振るう子ども。

 

 

彼らが立つステージのもう一つだけ上に立って、

子どもたちを眺めてみてください。


なんでこの子は悪態をつくのだろう?

 

なんでこの子は暴言を吐くのだろう?

 

なんでこの子は暴力を振るうのだろう?

 

そうやって、じっくり眺めてみると、

子どもたちの行動に腹など立たなくなります。

 

この子がハッピーになるために、

 僕にできることはなんだろうか

 

その想いだけで心が満たされたならば、

子どもたちの言動になど、腹は立たなくなります。

 

感情を100%コントロールすることは難しい。

それよりも、

立つステージを替える方が簡単です。

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 

 子どもたちよりも、

 一つ上のステージに立ってみる。

 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。