ねえ、どうして結婚したの?

2人はどのように惹かれあったのですか?

パートナーシップはヤジロベー

僕は男性性の塊です。

妻は女性性の塊です。

 

…と書いたのだけれど。

よくよく調べてみたら、違うなぁ…と思いました。

そういうことはGoogle先生に聞くのが一番です。

 

 

どうやら、僕の中にも男性性と女性性が存在し、妻の中にも男性性と女性性が存在するようです。

そして、夫婦で足したら、ちょうどゼロになるように、絶妙にバランスを取り合っているわけです。

 

 

なるほど。

2人でバランスを取っている。

周囲の夫婦を見ても、その通りですね。

 

 

みんな絶妙のバランスを取り合っていて、だれかとだれかを取り替えても、うまくいかない。

そんな感じがします。

 

 

確かに、僕の周りには「人妻」がたくさんいます。

子育てや教育のことをやっている以上、「お母さん」しかいないわけですから仕方がありません。

 

 

で、いろんなお母さんに出会ってね、じゃあ僕の妻と入れ替えたら、うまくバランスが取れそうな方がいらっしゃるかと言うと、そういう方はいらっしゃらないわけです。

 

 

変な話ですけど。

そういう意味で、僕も妻もだいぶ振り切れていて。

でも、互いの振り切れ具合は、絶妙にバランスを取っているわけ。

 

 

これ、伝わります。

思うに夫婦とは、そんな絶妙のバランスで成り立っています。

 

 

ついでに言うと、どうやら人間は、DNA的には真逆の存在を選ぶそうなのです。

そのうえ、育ってきた環境も違います。

そもそも異性です。

 

 

そりゃね、違いますよ。

2人は異なる存在であることを理解した上で、深めあっていきたいよねって思う次第です。

 

 

スペックではなく存在を愛するということ

結婚適齢期の方の中には、「理想の男性」として、スペックを列挙される方が多くいます。

高学歴、高身長、高収入のように。

 

 

ところが、スペックでパートナーを選ぶと、これはもう大変。

「お金持ちと結婚したい」なんて言うとね、金の切れ目が縁の切れ目になっちゃう可能性が高い。

「大企業の人と結婚したい」なんて言うとね、リストラされたら「はい、さようなら」って感じになっちゃうでしょ。

 

 

僕、公務員を辞めたでしょ?

安定を手放したわけ。

 

 

でも、妻がよく言うの。

「私はあなたが公務員だから結婚したわけじゃない」って。

 

 

公務員ってのは、僕のスペック。

でも、好きになったのはそこじゃないよ、と。

 

 

僕の存在そのものが好きなのよ、と。

なんてできた女なんだ!

 

 

ちなみに、僕の父に「どこが好きなの?」と聞かれた妻は、こう答えた。

その伝説の答えがこちら…。

 

 

 

 

「くだらないところ!」

 

 

 

なんじゃそりゃ?って感じですが。

これから息子が結婚する相手に「お宅の息子さん、くだらないから結婚します」って言われるって…、なかなかファンキーです。

 

まあ、存在そのものに惹かれた…ということにしておきましょう。

そりゃね、食事中に突然全裸になり、「安心してください!履いてませんよ!」というギャグを披露。

おもしろいかどうかを子どもたちにチェックさせた挙句、娘から…

 

 

「お父さん、食事中は服を着て」

 

と注意される僕ですが。

 

 

何か?

 

 

問題でも?

 

 

スペックではなく、存在そのものに惹かれ合う。

そういうものだと思うのです。

 

 

出会った日の気持ちを忘れない

そういう僕も、妻と初めて会った日。

レストランで、開店から閉店までひたすら話し続ける妻と、それをひたすら聞き続ける僕。

 

 

(よくしゃべる女だな〜…)

 

と思いました。

 

 

 

 

でも、なんとなく

 

(この人と結婚するんだろうなぁ…)

 

好みだったとか、そういうのではないです。

相手のスペックなんて、何も知りません。

家庭環境も経済事情も性格もよくわからないころです。

 

 

でも、なんとなく直感で、そう感じたんですね。

開店から閉店までひたすら話し続ける女。

けっこう最悪です。

 

 

でもね、なんていうか、僕の細胞といいますか、DNAはですね、「あんた、この人と結婚するよ」と教えてくれたわけです。

 

 

細胞レベルで恋、してる?

 

 

素敵なパートナーシップを育むためのしつもん

2人はどのように惹かれあったのですか?

 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。