ホワイトボードで無意識にホウレンソウ

ホワイトボードを活用する

ホワイトボードで「無意識」にホウレンソウ

 

ホウレンソウを

無意識のうちに成立させる。

 

そのためには、

ホウレンソウの『仕組み化』が大切です。

 

ホウレンソウの『仕組み化』のためのツール

それは『ホワイトボード』です。

 

どこの職員室にもあるホワイトボード。

 

それをただの連絡ツールから

格上げする使い方があるんです。

 

 

ハッピーな職員室にするためのホワイトボード活用術

 

ホワイトボードに一日の流れを書きます。

月行事予定や職員会議資料を見ながら、

できるだけ詳細に書いてみます。

 

何時に、

どう動くか、

 

1日の流れを想起して、

わかりやすく書きます。

 

その学校に初めてきた先生が、

困ることがないレベルで詳しく書きます。

 

朝の打ち合わせで追加事項があったら付け足していきます。

 

そうやって流れを書くと、

「ん?それちょっと違うんじゃない?」

という意見が出てきます。

 

訂正していきます。

重要事項は赤で書きます。

 

それから、

「これは必ずやってね!」

という仕事も書いておきます。

 

諸帳簿の整理

テストの素点入力

保健の調査

提出物&配付物

 

すると、

コミュニケーションが生まれます。

 

「テスト素点の入力は○日まで」と書いておく。

すると、

「それでは遅い」とか

逆に「早すぎる」とか議論になります。

 

提出物を書いておくと、

「他にもあるよ」と教えてくれて追加されます。

 

生徒指導上の案件はイニシャルで書いておく

子どもたちの目に触れても、

伝わらないようにし、

大人の目に触れれば

そこで話題になります。

 

そうやってホワイトボードに

どんどん書き足していくんです。

 

そうすると、

みんな無意識のうちに

「報告・連絡・相談」をし出すんです。

 

「仕組み」として動き出すまでは、

だれかが「意識的」に

「仕組み」を動かしていく必要があります。

 

ただ、一度動き出してしまえば、

「仕組み」は「無意識」のうちに

「報告・連絡・相談」を生み出します。

 

 

 

「仕組み化」されていない職場は、

意思の力でがんばります。

 

「なんで報告しないの?」
「やる前に相談しなよ?」
「みんなで確認したでしょ?」
「初任研でホウレンソウが

 大事だって習わなかったの?」

 

どんどんホウレンソウしづらい雰囲気

になっていくんです。

 

それを変えるのは、ホワイトボードの活用です。

 

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 

 ホワイトボードを活用してホウレンソウを仕組み化する

 

 

 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。