中2を中だるみをさせないためにできること

「中だるみ」させないために、職員集団のモチベーションを高く保つ

中2は本当に『中だるみ』する時期なの?

 

入学したてで何もかも新鮮な1年生

 

部活動に生徒会行事に中心となって大活躍。
進路決定も迫り、学習にも力の入る3年生

 

そんな2学年に挟まれて、なんとなくモヤモヤした2年生
そんな姿から「中だるみ」する時期とよく言われます。

 


僕は6度、2年生を担当しています。

最初のころは、思いっきり「中だるみ」させていました。

ところが、あることに気がついてから、

「中だるみ」することは一切なくなりました。

 

 

「中だるみ」をさせてしまう理由

 

中2というのは、

モチベーションの置きどころが難しい学年です。

 

生徒のモチベーション、ではありません。

 

先生のモチベーションの

置きどころが難しいのです。

 

1年生はすべての行事が初めての体験です。
まだまだ幼くもあり、

指導することがたくさんあるから、

モチベーションを高く保てます。

 

先生のモチベーションです。

 

 

中3は言うまでもありません。

 

すべての行事が中学校生活最後。
当然、どの行事も思い出いっぱい。
部活動も最後。

進路決定に向かって、卒業に向かって、

みんな一丸となってがんばります。

 

だから、モチベーションを高く保てるのです。

 

もちろん、先生のモチベーションです。

 

 

『今』を精一杯生きている子どもたち

 

子どもたちは常に一生懸命、

『今』を生きています。

 

中2だから「たるむ」わけじゃない

 

「中だるみ」をしなかったのは、

職員集団が一丸となって

子どもたちが輝くような手立てを打っていったから。

 

職員集団が高いモチベーションで、

目の前の子どもたちに全力で手立てを打つ

 

それだけで「中だるみ」はしなくなります。

 

結局、大人なんです
学校が荒れるのも、たるむのも大人なんです。

 

子どもたちは『今』を一生懸命生きている。

そこに胡座をかかない職員集団ならば

「たるむ」ことはないのです。

 


「ハッピーな先生」になるためのステップ

 

 「結局、大人なんです」ということを自覚する

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。