真に「求めていること」を感じ取る

子どもの本当に求めていること

子どもが求めている先生像


子どもたちにとって、
相談しやすい先生。

 

それは、自分のことを「わかってくれる先生」です。

決して、「適切なアドバイスをくれる先生」ではありません。

 

僕らだって、そうですよね。
「わかってくれない先輩」に相談しようとは思いません。

 

子どもたちが相談してくれたら、
何に悩んでいるかを明らかにし、
相談者の抱えている感情を探ります

 

そして、その子が本当に求めていることは何かを感じ取ります。

 

「本当に求めていること」を感じ取るために、対話を繰り返します。

 

 

 

子どもたちの求めていることを感じ取る

 

僕らはどうしてもアドバイスを与えようとしてしまいがちです。
「人にアドバイスをする」という行為は気持ちのよいものです。
そうやって、指導していることに「酔ってしまう」と、子どもの心はグ〜っと離れていきます。

 

さて、子どもたちはアドバイスなど求めていないことがほとんどです。

 

本当は背中を押してほしいだけ
本当は話を聴いてもらいたいだけ
本当は共感してもらいたいだけ

 

…かもしれません。

 

求めていることを感じ取れなければ、
「この先生は、わかってくれないな…」となります。

 

僕らが「わかってくれない先輩」に相談しないように、
子どもたちだって「わかってくれない先生」には相談しようとは思いません。

 

ですから、「求めていること」を感じ取るのは、大変重要なことです。

 

さて、真の意味で子どもたちの「求めていること」は、どこにあるでしょうか。
それは、子どもたちの中にあります。
すでに存在しています。

それにたどり着くために、「対話」を通して感じ取っていきます。

 

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 

 子どもたちの求めていることを感じ取る

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。