職員室から聴こえるのは和音?不協和音?

職員室をハッピーに

学校はなぜ、荒れたり落ち着いたりを繰り返すのか


学校は、落ち着いた状態と荒れた状態を繰り返します。
この波の『大きさ』『速さ』は学校ごとに違いはあれど、必ず波があります。

僕は、これが不思議で仕方がありませんでした。

 

なぜ、荒れていくのか。

いくつかの学校に赴任して、ようやく見えてきたことがあります。

 

それは、職員室が居心地の悪いものになってくると、学校が荒れてくるということ。

職員室が一つのチームとして機能しているときは大丈夫。

 

学校がハッピーな方向に進むときは、ちゃんとチームになっている。

『仕事』だけではなく『メンタル』な部分でも、チームになれているか。

 

これがとっても大事。

 

くだらないことで笑い合えて、
ときには、熱く語り合えて、
互いの苦しみを分かり合える。

 

そんなチームになっているときに、職員室に響くのは美しい和音。

チームではないときに聴こえてくるのは不協和音。

 

誰かの指導法を批判したり、
力のない先生をバカにしたり、
そんな職員室のときが、学校が荒れていくサインだと思っています。

 

 

学校が落ち着くと『不協和音』が増える。

個人プレーが増えてくる。
報告・相談・連絡が減る。
閉鎖的になる。
指導に差異が生まれる。
子どもや保護者に不満がたまっていく。

 

そうやって、学校は荒れていくのです。

 

「なんだ、結局、学校は荒れさせてるのは大人なのか」

 

そう気付いてから、僕は職員室をハッピーにすることを考えるようになりました。

 

学校を立て直すなら、職員室から。

職員室が一枚岩でなくて、学校がハッピーな場所になることはありません。

 

あなたの職員室から聴こえてくるのは、
美しい和音ですか?
それとも、不協和音ですか?

 

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 

 大人の世界をハッピーにすることからスタートする

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。