家族のトリセツ8 「なぜお母さんは子育てに悩むのか」を紐解く

勉強しない子

この日の家族のトリセツ個人セッションは、二人の娘をもつお母さんからのご相談でした。

 

 

お母さんは子育てに悩んでいました。

子どものことで、いつもイライラしてしまいます。

 

 

さあ、プロファイリングしていくわよ!

 

家族の取扱説明書

「△ママ」と「□長女」に「◯次女」。

こういうとき、コミュニケーションの事故って起こりやすいの。

 

 

「△ママ」は「△」としてのベストなコミュニケーションが「◯」や「□」にとってもベストだと考えがち。

…というか、そこに何の疑問も抱かない。

だって、生まれてここまで、ずっとそうやって生きてきたんだもん。

 

 

でも、なかなか伝わらない。

まして、娘さんは「◯」と「□」。

二人には別々のコミュニケーションが必要なんです。

 

 

二人に対して、少しだけアプローチを変えなきゃいけない。

そういうのって、なかなか難しいよね。

 

 

さらに、旦那さんとの関係に注目。

「他人の関係」なんです。

 

 

あのね、「夫婦なのに他人なの?」なんて悲観的に考えないでね。

人間関係って距離感なの。

相性に「良い」も「悪い」もないの。

 

 

「他人の関係」のときはね、踏み込み過ぎないことが大事。

リスペクトや感謝を忘れず、一定の距離を保つの。

赤の他人にプライベートなこと、バンバン突っ込んでいったら嫌われるでしょ?

あんな感じね。

 

 

だから、「距離感」なのよ。

こちら側とあちら側の境界線を保つ必要があるわよね。

 

 

ただ、そうなると、子育ての相談相手にはなかなかならないわよね。

ちょっと語弊があるかな。

ママが求めているような相談相手にはパパさんはなれないのよ。

 

「他人の関係」であるパパさんは、ママとは異なる視点でアドバイスをくれる存在でもあるの。

そこを理解して相談するのは悪くないわよ。

 

 

まして、「□さん」だから、その指摘は的確だったりする。

しかも、「山」だからね。

適応値に差もあるから、きっとパンチも効いてるだろうし。

まあ、厳しいわよ、実際。

 

 

 

 

でもね。

 

 

ママが欲しいのは「指摘」じゃないのよ。

「アドバイス」でもないのよ。

 

 

 

ここ、ポイントね。

 

 

ママが欲しかったのは「共感」

もうそれだけ。

 

 

でもね、「□パパ」に「共感」は無理!

無理なもんは無理!

そこにミスコミュニケーションが起こるの。 

 

 

「□パパ」にとっての相談相手ってアドバイザーよ。

「△ママ」にとっての相談相手ってカウンセラーよ。

そんな違いもあったと思うわ。

 

 

こうして、お母さんは家庭で孤独を感じるようになる。

伝わらない夫、うまくいかない子育て。

まあ、孤独よね。

 

 

相手のことがわからないから、「なんで?」「なんで?」で頭がいっぱいになる。

気がつけば、子育てのことを検索する日々になる。

 

 

個人セッションでは「□の子ども」と「◯の子ども」へのアプローチを仕方を伝えたわ。

そして、パパさんとの距離感もね。

 

 

家族を紐解いていくたびに、「なるほど!」の連続だったみたい。

「わからない」が「わかる」に変わると一緒にいても苦じゃなくなるの。

面白いものよ。

 

 

 

くればやし ひろあき

人間関係研究家 社会起業家

公立中学校の先生を16年間勤めて独立。その経験を生かしたリレーションシップ講座を全国で開催。関係性を整えることで子どもの能力を最大限に引き出す方法を伝えている。
北は北海道から南は沖縄まで、精力的に講演活動を行うほか、STR(素質適応理論)を用いた個人セッションが人気で現在2ヶ月待ちである。

また、「幸せなお母さんが増えることが幸せな子どもたちにつながる」と考え、お母さんのための学び場『precious life college』を妻とともに主宰。現在は4期目。

子どもの自殺を問題視し、2016年にはクラウドファンディングを成功させ県内8会場映画上映ツアーを敢行。2017年より刈谷市の自殺対策計画策定委員を務める。2017年には児童虐待に着目し、「子育て万博2018inあいち」を主催、「子どもとつながるしつもんカレンダー」をリリースするなど、社会起業家としても活躍している。

3児の父でもある。