循環させる 〜STRで読み解く家族の関係図〜


お母さんは長男くんのことに悩んでいました。

いえ、長男くんに対する旦那さんの関わり方に悩んでいました。

 

 

お父さんの適応値P50

長男くんの適応値D17

その差、67

 

 

お父さんは厳しくしたつもりはないのに…。

長男くんのことをお母さんは不憫に思いました。

 

 

そこで、お母さんは旦那さんにSTR(素質適応理論)の話を伝えます。

 

 

でも、これがなかなか伝わらない。

適応値差50

相性は「他人」

これでは無理もありません。

 

 

そこで、エネルギーを循環させることを考えました。

まず、長女と次女にお母さんの思いを伝えます。

 

 

STRの話、家族の話。

◯らしく丁寧に丁寧に伝えました。

 

 

適応値の差こそあれ、娘たち二人は「夫婦」です。

お母さんの意を十分に汲んでくれました。

 

 

長女は◯4らしいやり方で。

次女は□1らしいやり方で。

上手にお父さんをフォローしてくれたのです。

 

 

ふたりは適応値も近く、

効果的なアプローチが期待できました。

 

 

すると、どうでしょう。

お父さんの態度に変容が見られたのだそうです。

 

 

いつもなら、怒ってばかりのお父さん。

そんなお父さんが笑顔で長男くんに関わってくれたのだそう。

 

 

優しいパパの姿がありました。

 

 

一体、何が起こったのでしょうか。

 

 

僕は◯4の長女の在り方にあったと思っています。

ここからはプライベートなお話なので割愛いたしますが、

彼女の存在が大きかったように思いました。

 

 

脳を緑に

 

僕らは心が満たされないと、イライラします。

そして、そのイライラのまま、怒りをぶつけます。

怒りでなくとも、イライラの気持ちは伝わるものです。

 

 

これが、子育てを難しくし、親子の関係を壊していきます。

 

 

実は、お父さんの行動が変わったのではありません。

娘さん二人の優しさが、お父さんの心を満たしたのだと思います。

そして、巡り巡ってお父さん自身が優しく変容できたのだと感じました。

 

 

私たちの脳は、互いに見えないエネルギーを発し、影響しあって暮らしています。

お母さんが怒りのまま旦那さんに「あなたの子育ては間違っている!」とやれば、そりゃ戦争が起きますよね。

 

 

いかにして、その「目に見えないエネルギー」を回すか。

つまりは「循環させるか」なのですね。

 

 

くればやし ひろあき

人間関係研究家 社会起業家

公立中学校の先生を16年間勤めて独立。その経験を生かしたリレーションシップ講座を全国で開催。関係性を整えることで子どもの能力を最大限に引き出す方法を伝えている。
北は北海道から南は沖縄まで、精力的に講演活動を行うほか、STR(素質適応理論)を用いた個人セッションが人気で現在2ヶ月待ちである。

また、「幸せなお母さんが増えることが幸せな子どもたちにつながる」と考え、お母さんのための学び場『precious life college』を妻とともに主宰。現在は4期目。

子どもの自殺を問題視し、2016年にはクラウドファンディングを成功させ県内8会場映画上映ツアーを敢行。2017年より刈谷市の自殺対策計画策定委員を務める。2017年には児童虐待に着目し、「子育て万博2018inあいち」を主催、「子どもとつながるしつもんカレンダー」をリリースするなど、社会起業家としても活躍している。

3児の父でもある。