一人で幸せにはなれない…。


いくら美味しいものを食べても、「美味しいね」って言ってくれる人がいないと美味しくない。

 

 

たとえば、それがあまり美味しくなくたって、「美味しくないね」って言ってくれる人がいたら、それで満足したりする。

 

 

「友達は喜びを2倍にし、悲しみを半分にしてくれる」と言ったのはドイツの詩人シラー。

「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ

と詠んだのは詩人の俵万智。

 

 

僕らはやはり、「つながり」の中で生きていて、「つながり」失くして幸福などありえないと思うのだ。

 

 

インドネシアのレストランで食べた食事がとても不味かった。

一人旅だった僕は「不味いね」と言う相手がいなかった。

 

 

たった一人、香港で見たシンフォニーライツ。

想像以上にガッカリな内容だった。

 

 

でも、きっと「なんかガッカリだね」の一言が言えたなら、それで良かった気がするのだ。

 

 

僕らはみんな、共感されたい。

「いいね」って言われたいし、「そうだね」って言われたい。

 

 

悲しいときは「悲しいね」って言われたいし、うれしいときは「うれしいね」って言われたい。

 

 

僕らはみんな孤独で。

だから、つながりを求めている。

 

 

それでSNSに投稿する。

でも、そこに「悲しいね」と書けば「かまってちゃん」になる。

うれしいことを書けば、自慢話に聞こえる。

 

 

たぶん、SNSは見せかけの「つながり」を作ることはできても、心を満たすような「つながり」は作れないと思うのだ。

 

 

もっとつながろう。

幸せになるために、幸せに生きるためにつながろう。

 

 

一番身近な「つながり」は家族だよ。

まず、家族がつながろう。

それから、仲間だよ。

仲間とつながろう。

 

 

つまりはさ、一番身近な人を大切にしよう。

僕らは遠くの人間関係ばかりにフォーカスしがちだ。

 

 

もっと近くを見よう。

自分を取り巻く半径30㎝を幸せにしよう。

それでいいと思うんだ。

 

 

僕らは誰もが幸せに生きていきたい。

でも、一人じゃ幸せになれないから。

どんどんみんなを幸せにしていこう。

 

 

たぶん自分を取り巻く半径30㎝を幸せにできたとき、僕らはきっと幸せに生きていると思うんだ。

くればやし ひろあき

人間関係研究家 社会起業家

公立中学校の先生を16年間勤めて独立。その経験を生かしたリレーションシップ講座を全国で開催。関係性を整えることで子どもの能力を最大限に引き出す方法を伝えている。
北は北海道から南は沖縄まで、精力的に講演活動を行うほか、STR(素質適応理論)を用いた個人セッションが人気で現在2ヶ月待ちである。

また、「幸せなお母さんが増えることが幸せな子どもたちにつながる」と考え、お母さんのための学び場『precious life college』を妻とともに主宰。現在は4期目。

子どもの自殺を問題視し、2016年にはクラウドファンディングを成功させ県内8会場映画上映ツアーを敢行。2017年より刈谷市の自殺対策計画策定委員を務める。2017年には児童虐待に着目し、「子育て万博2018inあいち」を主催、「子どもとつながるしつもんカレンダー」をリリースするなど、社会起業家としても活躍している。

3児の父でもある。