パワフル先生とデリケート先生はどちらが優位か。


デリケートな先生が学級を指導をしやすいのか。

それとも、パワフルな先生の方が学級を指導をしやすいのか。

 

 

これはよく質問される内容です。

 

 

パワフルの方が良くて、デリケートの方が悪い。

そう勘違いされることが多くあります。

 

 

陰陽の思想に「良い」も「悪い」もありません。

「陰」と「陽」は裏表。

巡るものなのです。

 

 

パワフルならばパワフルさを、デリケートならばデリケートさを、うまく使えば良いのです。

「生かす」が大事なのですね。

 

 

僕はパワフルな先生です。

ですから、一声大きな声を出せば全員が黙る。

そんな先生でした。

 

 

僕はそれを「カリスマ性」と勘違いしていました。

僕は「すごい先生だぞ!」と誤認していたのです。

 

 

そんなものは教育技術でもなんでもありません。

ただ適応値が高いだけなのです。

 

 

一見「カリスマ」に見える高い適応値の先生が、その学校を去った結果、児童生徒が爆発することがよくあります。

 

 

素晴らしいカリスマが去ったわけではなく。高い適応値に抑圧されていた子どもたちが破裂しただけ、とも考えられるわけです。

 

 

蓋取ったら、発酵した漬物が爆発した感じだな。

 

 

何がカリスマだと。

笑わせるな、でございます。

 

 

一方、デリケートな先生は教室の前でドカンと大きな声を出しても、子どもたちは屁とも思わない。

そんなこともあると思うのです。

 

 

でもね、あなたに救われる子どももいるのです。

そのことを忘れないでください。

 

 

高い適応値のカリスマ先生には気がつけなかった子どもたちの痛みがデリケートで繊細な先生には気がつくことができるのですね。

 

 

適応値が高い先生は、その高い適応値を武器にすればいい。

適応値が低い先生は、その低い適応値を武器にすればいい。

それだけのことなのです。

 

 

「あの先生みたいになるのが夢です」

と言っていた若い先生がいました。

 

 

残念ながら、あなたは「あの先生みたい」にはなれません。

なぜなら、「あなたはあなた」だからです。

 

 

無い物ねだりをしても意味がありません。

あなたはあなたの感性を目指し、あなたを生かしてこのクラスを最高の状態に導けばいい。

 

 

そういうことだと思うのです。

くればやし ひろあき

人間関係研究家 社会起業家

公立中学校の先生を16年間勤めて独立。その経験を生かしたリレーションシップ講座を全国で開催。関係性を整えることで子どもの能力を最大限に引き出す方法を伝えている。
北は北海道から南は沖縄まで、精力的に講演活動を行うほか、STR(素質適応理論)を用いた個人セッションが人気で現在2ヶ月待ちである。

また、「幸せなお母さんが増えることが幸せな子どもたちにつながる」と考え、お母さんのための学び場『precious life college』を妻とともに主宰。現在は4期目。

子どもの自殺を問題視し、2016年にはクラウドファンディングを成功させ県内8会場映画上映ツアーを敢行。2017年より刈谷市の自殺対策計画策定委員を務める。2017年には児童虐待に着目し、「子育て万博2018inあいち」を主催、「子どもとつながるしつもんカレンダー」をリリースするなど、社会起業家としても活躍している。

3児の父でもある。