「ごめんね」の一言が夫婦には必要だよ

夫婦仲が悪い

「これ、やめてほしいんだよね」

 

僕はそう訴えた。

今日だけじゃない。

これまでだってそう。

何度も何度も伝えている。

 

 

「僕はこれをされるの、嫌だから。

 やめてほしいんだよね」

 

 

そしたら、彼女がこう言った。

 

 

「じゃあ、私もこれをやめてほしい」

 

 

なぜいつもそうなるのだろう…。

 

 

一言、

「ごめんね」って言ってくれたら、

それでいいのにな。

 

 

それじゃあ、いつだって平行線じゃないか。

それじゃあ、いつだって物別れじゃないか。

 

 

こんなこと、もう何度も繰り返してきた。

本当はけっこう嫌になってきていたりする。

  

 

(またか…)と心が悲鳴をあげる。

 

 

言いたいことが言えない人って多い。

とりわけ女性には多いような気がする。

 

 

 

女性とセッションしていて、

「それ、旦那さんに伝えたこと、ありますか?」

と尋ねる機会が多いのだ。

 

 

決まって、

「伝えたことがない」

と言い、

「でも、きっと伝えても無駄」

と返される。

 

 

まず、「伝える」が大事だ。

 

 

だが、「伝える」ならば「タイミング」も重要だ。

 

 

「これ、やめてほしいんだよね」と伝えた僕。

そのとき、僕の脳は「不快」な状態である。

STR的に言えば、脳が「真っ赤」な状態。

 

 

嫌なことをされていて、それを「やめてほしい」と訴えているのだから仕方がない。

 

 

そんな状態のときに、「じゃあ、私もこれをやめてほしい」と言えばどうなるだろう?

それを素直に「そうだね」と受け止められる人は少ないだろう。

 

 

何かを伝えるときは、相手の状態を眺めたい。

不快なときに「伝える」と炎上する。

もしかしたら、僕が「これ、やめてほしいんだよね」と伝えたときの彼女の状態が悪かったのかもしれない。

 

 

まあ、いずれにせよ、一言「ごめんね」ですむ問題だと思うけど。

 

 

僕は相手のSTRスコアを知っている。

だから、半分は心の中で「仕方ないよね」って思いで納得させる。

でも、半分の心は受け止めてもらえなかった悲しみで埋め尽くされる。

 

 

絶対に「ごめんね」と言わない。

心の中で(なんで、一言、ごめんねって言えないのだろう)とつぶやきながら、僕は息子とお風呂に入る。

 

 

で、寝かしつけて、一緒に寝落ちして、目が覚めて、パソコンに向かう。

一晩経つと、人間ってちょっと冷静になる。

そして、その気持ちを振り返る。

 

 

やっぱ書くって大事だな。

 

 

んでもって、

「まあ、お互い様なんだろうな」と結論づけてみる。

 

 

くればやし ひろあき

人間関係研究家 社会起業家

公立中学校の先生を16年間勤めて独立。その経験を生かしたリレーションシップ講座を全国で開催。関係性を整えることで子どもの能力を最大限に引き出す方法を伝えている。
北は北海道から南は沖縄まで、精力的に講演活動を行うほか、STR(素質適応理論)を用いた個人セッションが人気で現在2ヶ月待ちである。

また、「幸せなお母さんが増えることが幸せな子どもたちにつながる」と考え、お母さんのための学び場『precious life college』を妻とともに主宰。現在は4期目。

子どもの自殺を問題視し、2016年にはクラウドファンディングを成功させ県内8会場映画上映ツアーを敢行。2017年より刈谷市の自殺対策計画策定委員を務める。2017年には児童虐待に着目し、「子育て万博2018inあいち」を主催、「子どもとつながるしつもんカレンダー」をリリースするなど、社会起業家としても活躍している。

3児の父でもある。