繊細なあなただから、人に優しくできるのです。=デリケートな人ほど感度が高いお話=

パワフルさんではキャッチしにくいんですね、デリケートさんの気持ちって。
僕がそうでした。
パワフル33。
適応値が高い学校の先生でした。
「先生のクラスの○◯ちゃん、ちょっと表情暗いんだけど、何かあったかな?」
そんな助言をくださる先生がいました。
僕にはそんな風には見えないんですね。
それでも一応、そんなことを言われますと気になるもので。
当の○◯ちゃんを呼びまして、「なんか元気ないみたいだけど、どうした?」なんて尋ねるわけです。
そうすると決まって「実は…」なんて話になりまして。
僕は気がついてあげられないことが多々ありました。
10年15年と学校の先生としてのキャリアを積み重ねるうち、注意深く子どもたちを観察する術を身につけましたし、良き人間関係を作って相談しやすい関係づくりを心がけてきました。
また、チームプレーですから、養護教諭の先生や特別支援学級の先生、スクールカウンセラーの先生とも連携を図りながら生徒指導を進めてきました。
学級担任が抱え込んじゃいけないんですね。
これ、連携プレーなんです。
僕はパワフルな人間です。
全体指導向きの先生なのですね。
よく講座などでお伝えするのですが、修学旅行で東京に行きました。
人でごった返した東京駅、生徒数200名。
僕が前に立つだけで、みんながこちらを振り返る。
なんなら歩いているサラリーマンもこちらに視線を送る。
うむ、これが適応値パワフル。
一方で、感度は低い。
人の気持ちを感じる能力はイマイチ。
大切なことは自分を知り、仲間を知ること。
適材適所、連携プレー。
それぞれのお役目がありますね。
繊細なあなたは、その感度の高さでこの社会に貢献していけばいい。
みんなと同じ方向を目指さなくたっていいんです。
あなたはあなたのまま、あなたの命を生かせばいい。
僕は今、そんなことを考えています。
