夫婦のトリセツ☆妻の言葉を額面通りに受け取るな!

あるご夫婦の会話です。
旦那さんは直球型、奥様は変化球型。
STRスコアから読み解けます。
旦那さんがテレワークになって、ずっと家にいるんですね。
家にいるのだけど、会話がない。
仕事に没頭しています。
特に何か要求することもない。
黙々と仕事をする旦那様。
◯タイプの奥様としては寂しいわけですが、旦那様は気に留めるそぶりもありません。
でも、気が休まらないんだそう。
旦那さんのテレワークが始まって「気が休まらない」という愚痴はよく耳にする妻たちの言葉です。
それで、変化球型の奥さんが言いました。
「私の居場所がない」と。
直球型の旦那様は怒り出しました。
「俺は邪魔なのか?」と。
旦那さんは黙々と仕事をしています。
何の迷惑もかけていないのに…、と憤慨しています。
存在そのものが邪魔と受け取った彼は怒りました。
妻は「そうではない」と言います。
「邪魔とは言ってない」と。
旦那さんはこう答えます。
「俺がいると居場所がないなら出て行けばいいのか?」と。
夫は怒り、妻はあきらめる。
人間関係のすれ違いは、いつだって「伝わらない」から始まります。
直球型の旦那様は額面通りにしか受け取りません。
「あなたがいると居場所がない」→「あなたはいない方がいい」。
こう受け取るんですね。
一方、変化球型の妻の「居場所がない」はそんな意味ではないのです。
「あなたが話をしてくれないから寂しい」なのです。
おそらくあなたが変化球ならば妻の気持ちがわかるでしょうし、直球型ならば夫の気持ちがわかるはずです。
伝えたいことを直球で伝える人と変化球で伝える人がいます。
知っていれば夫婦の衝突は回避できますよね。
たとえば、こんな事例もあります。
変化球型の妻が「離婚したい」と言う。
直球型の夫は「妻は離婚したいんだ」と受け取る。
妻が言いたいのはそんなことじゃない。
「そんなふうなら離婚するよ。仲良くしようよ」
なのかもしれない。
そう…。
「なのかもしれない」だから、困るんだけどね。
もしこのことを知っていたら、「離婚」というものを回避できたのかもしれないわけです。
僕らは「日本語」という一つの言語で話していると勘違いしています。
本当は通訳が必要なのです。
直球型の人間の「日本語」と変化球型の人間の「日本語」は別言語。
だから、通訳が入らないと伝わらないのです。
これはGoogle翻訳でも翻訳できないから厄介なのですね。
僕らはSTRを通して、その人の内面を可視化しています。
その人の脳の傾向を知り、対策を練ることができます。
知ってるのと、知らないのとでは大違い。
男と女、とりわけ夫婦ってのは難しいよな、と思います。
