今、学校の先生を辞めるべきか否か、と迷っているあなたへ

STR基礎講座の様子

「学校の先生を辞めたい」という人によく出会う。

学校の先生を辞めて独立、起業し売り上げをつくり、昨年末に法人成りをした。

学校の先生を辞めても生活ができる。

そういうロールモデルとして見られることがあるのだけれど、うれしいよりも戸惑いの方が大きい。

 

 

僕がやっていることなんて、先生時代にやっていた仕事の延長でしかない。

最近はもっぱらシステムづくりに勤しんでいる。

これなんて、成績処理ソフトをエクセルで作っていたときとやっていることは変わらない。

 

 

コツコツ、表計算ソフトと格闘している。

この仕事、嫌いじゃない。

 

 

「子育て万博」というイベントを2年間やった。

昨年はコロナでできなかったんだけど。

コロナが終われば再開したい。

 

この企画運営なんて、文化祭などの学校行事の運営と何も変わらない。

この仕事、嫌いじゃない。

 

 

InstagramやYouTube、TikTokに動画をアップしている。

撮影して編集をする。

これなんかは、卒業シーズンとか転出があったときの「お別れムービー」づくりとなんら変わらない。

あの頃の経験があって今がある。

この仕事、嫌いじゃない。 

 

講座や講演のお仕事はまさに授業だから得意中の得意だ。

メルマガなんて学級通信だ。

もちろん、こういった仕事、全部ぜんぶ嫌いじゃない。

 

 

よく「好き」を仕事にする、と聞く。

その「コンテンツ」が好きか、ということを話題にしがちだ。

「魔法の質問」とか「STR」とか。

 

 

それが「好き」で、それを「仕事」にしようとしてコケる。

そうじゃない。

 

 

文章を書くのが好きで、動画づくりが好きで、PCでの情報処理が好きで、企画づくりが好きで、システムの研究が好きで、だから僕の仕事は成立している。

 

 

僕はこれ、よく言うんだけどね。

学校の先生という仕事が嫌で先生を辞めたわけじゃない。

学校の先生という仕事は大好きな仕事。

 

 

でも、僕のサイズがもう、学校現場のサイズに合わなくなった。

「卒業しなさい」のメッセージをたくさんもらう時がやってくるのだ。

 

 

「このままここにいても成長がない」

 

 

そう感じたとき、僕のようなタイプは離職を考える。

まさに、そんな瞬間が山ほどあって息苦しくなった。

 

 

学校の先生は大好きな仕事で、このままずっと学校現場で働きたかったけれど、このまま行けばどこかで潰れる。

そんな未来が容易に想像できた。

だから、僕は辞めた。

 

 

もう一度書こう。

大好きだけど辞めた。

 

 

これが大きな違いだ。

学校の先生が嫌で辞める人がいる。

学校教育を否定して辞める人がいる。

別にそのことを責めるつもりはない。

 

 

でも、僕は違う。

 

 

学校教育をそんなに悪いとは思っていない。

(完璧とも思ってないけどね)

 

 

自分が働いてきた場所だし、自分がしてきた仕事を否定するつもりはない。

 

 

まず僕は、目の前の仕事は何だって楽しめるマインドセットがある。

何をやっていても仕事は楽しい。

何だってやれる。

寝る間を惜しんで働ける。

 

 

こういう人じゃないと「独立起業する」って難しくて。

結局、学校の先生を辞めて独立しても、すぐにどこかに雇われる人がほとんどだ。

講師に逆戻りしていたりもする。

だって、生活できないもん。

 

 

公務員の方が毎月安定した給料がもらえるし、ボーナスももらえるし、福利厚生もしっかりしている。

生活する、ってすごく大事。

 

 

だから僕は、全然「独立起業」はオススメしない。

嫌だから辞めたい、って人にはオススメしない。

 

 

ただ、だ。

 

やりたいことがある。

学校現場では自分の能力を持て余している。

そんな人には、独立起業はオススメだ。

 

 

嫌だから辞める、っての、否定はしない。

ただ、そんなときはやっぱり転職を考えた方がいい。

雇ってくれるところを見つけてから仕事を辞めた方が良い。

 

 

自分の能力を活かすことができる企業は必ずある。

職種は必ずある。

そういうところを見つけて、輝けばよい。

 

 

独立企業は、圧倒的なパッションが必要。

「俺はこれがどうしてもやりたいんだ」って気持ちがないとできない。

覚悟がいる。

 

 

失敗しても失敗しても、立ち上がることができるメンタリティー。

それはやはり、覚悟なのだ。

 

 

独立する、起業する。

何だかカッコよく見えるけどさ、実情はそんなに簡単じゃない。

努力と根性でここまで来た。

 

 

どう生きるかは自由だ。

なんだって選択できる。

でも、逃げの選択は失敗する。

「こうしたい!」「こう生きたい!」という「選択」だけが人生を切り開くんだ。

 

しつもん

どんな生き方が理想ですか?

 

くればやし ひろあき

1978年生まれ 名古屋市出身
名古屋市立の中学校と上海日本人学校にて、合計16年間生徒指導に携わってきた人間関係づくりの専門家。
独立後、社会起業家としてクラウドファンディングを行い、愛知県内8会場で映画上映会を主催。『子育て万博 』をプロデュースしてテーマソングCD『ありがとう』や『子どもとつながるしつもんカレンダー』を製作・販売。
全国でセミナーを開催し、年間100家族以上を家族診断。企業コンサルティング及び企業研修を行う。2020年コロナ禍の中、業績を伸ばし続けたことを機に、株式会社ミナクル組織研究所をスタート アップした。