気をつけて!脳を赤くする人を排除すると、器の小さな人に見えちゃうの♪


人間ですから、どうしたって「好き・嫌い」というのがあります。

それはもう食べ物から芸能人やブランドまで「好き・嫌い」がありますよね。

 

 

当然、「人間」に対しても「好き・嫌い」というのはありまして、僕らはそれに支配されているところがあります。

今日はそんな「人間関係」の「好き・嫌い」のお話です。

 

脳を赤くする人

STRでは、楽しい気持ちやワクワクした気持ちになることを「脳を緑にする」と表現し、嫌な気持ちや「悲しい」「腹が立つ」みたいなマイナスの気持ちにすることを「脳を赤くする」と表現します。

 

 

当然、生きていればいろんな人に出会いますから、「脳を緑にしてくれる人」もいれば、「脳を赤くしてくる人」もいるわけです。

 

 

僕らのような「教育者」と呼ばれる人は特にそうなのでしょうが、本当にいろんな人たちに出会います。

もちろん「脳を緑にしてくれる人」もいれば、「脳を赤くしてくる人」もいるわけです。

 

 

で、やはり帝王学の実践者であるリーダーは、人間関係のエキスパートでなければならないわけです。

とりわけ「脳を赤くしてくる人」をどう扱うか、いや「どう生かすか」が重要なのであります。

 

 

 

 

これはある先生のお話。

その先生にはどうしても苦手な生徒がおりました。

とにかく一言多い子なんですね。

 

 

でも、言っていること自体は間違いではありません。

ですから、その子が発言すると、周囲の生徒も納得の表情を見せます。

 

 

 

でも、とにかく物事をハッキリ言いますから、例えばの話ですね

「先生、今の間違ってます!」

とか授業参観でも言っちゃう子でして。

 

 

忖度はできないんです。

 

 

 

まー、つまりは先生にとって、その子は「脳を赤くする子」だったわけです。

さあ、その子を先生はどうしたのでしょうか。

 

 

 

子どもはみんな知っている

僕はそのクラスの席替えがどうしても気になっていました。

生徒数は奇数です。

ですから、必ず1人、ポツンと離れた席ができてしまうんですね。

 

 

で、授業に行くたび、その子は1人。

先生から最も遠い席なんです。

ちょっと心配ですよね。

 

 

つまり、その先生ね、自分の脳を赤くする生徒を、遠くの席に遠ざけたんです。

ひどいでしょう?

 

 

それで僕は職員室で先生に尋ねました。

「席替えしたみたいだけど○○くん、また黒板から一番遠い席に1人だね」って。

 

 

 

すると、その先生が言うんです。

 

「あの子がいると、授業がやりにくいですから」って。

 

 

なんと独りよがりの思考だろう、と思いました。

「そういう子を生かすのが学級経営だし、先生のマネージメント力だと思うよ」と話をしましたが、不貞腐れて聞く耳も持ちません。

 

 

 

それである日のこと、その教室に行きましたら、子どもたちが言うですね。

「先生、聞いてよ」って。

 

 

「あの先生さ、絶対○○くんのこと、嫌いだよね」

 

子どもたちは、そういうことに敏感です。

 

 

「この前だって、道徳の時間に『いじめは良くない』みたいな話をしていたけど、お前がいじめてるんだろ?って話じゃない?」

 

「先生、ひどいと思いませんか?」

 

 

僕は「まあまあ」となだめるのが精一杯でした。

「先生にだって、きっと何か考えがあってそうしてるんだと思うよ」なんて話をしましたがね、まあ、子どもたちも脳が真っ赤っかですよね。

 

 

「あの先生は器が小さい」だの、

「道徳を語るなって感じ」だのと言いたい放題。

間を取り持つ立場って嫌ですよね。

 

 

とにかく子どもたちの声は辛辣でした。

それで気づいたんですね。

 

 

マネージメントをする側の人間は、人に見られている立場です。

評価する側だと思っていますが、実は日々評価されている側なんですよね。

 

 

で、そういうとき、一番見られているのがこの、「脳を赤くする人」への対応なわけです。

 

 

脳を赤くする人脳を緑にするポイントを見つける

人間ですから、「好きな人」とはいっしょにいたいし、「苦手な人」とはいっしょにいたくないものです。

特に「脳を赤くする人」とは、できればいっしょにいたくないですよね。

 

 

でも、組織の中では仕方がありません。

そういう人とうまくやるって重要なんです。

 

 

で、ポイントは「なぜ脳を赤くするのか」ってところなんですね。

案外これは「その人が迷惑をかけるから」ではなかったりします。

 

 

どちらかと言えば、「言ってることはごもっとも」のパターンが多い。

その人の発言は自分の脳を赤くするけれど、他の人の脳までは赤くしません。

 

 

ですから、他者から見ると、なぜこの人は「ごもっともなこと」を言われて、怒っているのだろう?となってしまいます。

ものの見方や考え方は人それぞれですから、仕方がないですよね。

 

 

そして、こういう人、つまりは「脳を赤くする人」を遠ざければ遠ざけるほど、「器の小ささ」が強調されてしまうわけです。

 

 

 

先日、ある経営者さんとお会いしました。

その方は顔も広く、どんな人とでも上手に接します。

 

 

その日は僕がどうしても苦手としている方とのミーティングでした。

相変わらず好き勝手なことを言うから、僕の脳は真っ赤です。

 

 

それなのにその方、ニコニコ穏やかに相槌を打って、話を聞くんですね。

「すごいな」と思って、あとで「イライラしないんですか?」って尋ねたら、あっさり「イライラするよww」とのこと。

 

 

でも、そのあとが違います。

 

「でもね、その人の良さとか感謝できるところとか見つけるつもりで話を聞いているからね」って。

 

それでその経営者さん、穏やかに話を聞き続けられたんですね。

「脳を赤くする人の話」を聞きながら、「脳を緑にするポイント」を探していたわけです。

 

 

ずいぶん器の大きな人だな、と思いました。

「脳を赤くする人」を生かせてこそのマネージメントなわけです。

 

くればやし ひろあき

1978年8月12日生まれ 愛知県名古屋市出身 愛知県刈谷市在住 妻と3人の子ども(高2、中3、小4)の5人家族

2001年、大学卒業と同時に正規採用されて名古屋市立の中学校に勤務。愛知教育スポーツ振興財団による中学夜間学級にて講師、名古屋市教職員組合瑞穂支部青年部長、名古屋市教育委員会教育派遣員、全国教育研究集会正会員など、初任の教員としては異例のスピードで評価を高めていく。

2007年、当時市内で最も荒れた中学校を立て直すことに奔走。生徒指導主事、進路指導主事を歴任。
その成果が認められ、2012年文部科学省から派遣されて在外教育施設(日本人学校)に出向。当時生徒数が世界最大の日本人学校で生徒指導部長を務める。海外で様々な起業家にお会いし、起業の意思を固め2015年に帰国。
名古屋で唯一の小中一貫校である名古屋市立の中学校に着任。学年主任、進路指導主事を兼務する多忙な中、ブログとメールマガジンの執筆をスタートする。

2017年退職して独立。ママコミュニティーの運営やイベントの主催、全国にて子育て講座や講演活動を行う。

「9月1日は子どもたちが最も自ら命を絶つ日」ということを知り、子どもたちに命の大切さを啓蒙する映画上映会を企画。クラウドファンディングで100人の支援者から80万円を資金調達し、 愛知県内8会場で映画上映会を主催。のべ1000人を動員した。その成果が認められ、市民代表として刈谷市自殺対策推進委員を市より委嘱される。

2018年からは「児童虐待」にスポットを当て、「虐待してしまうママを責めるのではなく、そんなママに手を差し伸べることこそが、子どもの命を守ることにつながる」と考え、 『子育て万博 2018』(愛知県安城市)を主催。250人を動員。『子どもとつながるしつもんカレンダー』を製作・販売。
2019年 『子育て万博 2019』(愛知県安城市)を主催。300人を動員。音楽CD『ありがとう』(岡谷柚奈さん)を製作・販売。

同じく2019年、全国でSTR入門講座を開催し、400人が受講。個人セッションとして 100家族以上を相談を行う。また、ご依頼いただき歯科クリニックのコンサルティング及び企業研修を行う。

2020年からは、STRのインストラクターとしての活動をスタートし、基礎講座・応用講座を開催。これまでに門下生55名を育成している。
株式会社ミナクル組織研究所として法人化。