SNSに疲れました。

子どものやる気

たとえば、あなたが「結婚したい」と願っていたとする。

そんな矢先、SNSで「結婚しました」という報告とうれしそうな写真を見たとする。

 

 

あなたの心は何を感じるだろう?

 

 

たとえば、あなたが「子どもが欲しい」と願っていたとする。

そんな矢先、SNSで「子どもが生まれました」という報告とうれしそうな写真を見たとする。

 

 

あなたの心は何を感じるだろう?

 

 

SNSには、日常から切り取られた一部が並べられている。

それは、ハイライトシーンの連続である。

 

 

「子どもが欲しい」と願う人から見れば、子どもと過ごす様々なシーンが、心をザワつかせるだろう。

「結婚したい」と願う人から見れば、夫婦で過ごす幸せ画像は心をザワつかせるだろう。

 

 

つまり、ロジックはこうだ。

 

 

「◯◯したい」と願っていると、誰かが「◯◯している投稿」は、心をザワつかせてくれることになる。

 

 

面白いものだ。

 

 

それを知ったうえで、SNSを眺めてみよう。

答えは自分の心だけが知っている。

 

 

どんな投稿にあなたの心は反応するだろう?

 

 

そこには「うらやましい」という気持ちが隠れている。

その気持ちを愛おしく思いたい。

 

 

僕らの人生は、いつだって「道半ば」だ。

どうせゴールなんてない。

欲望のかたまり。

 

 

もっともっと。

足りない足りない。

 

 

 

「ない」と思うから、心がザワつく。

だから、「ある」にフォーカスしよう。

 

 

心がザワつくときほど、今あるものに目を向けるのさ。

 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。