教師を目指す大学生が、学生時代にやっておきたいこと

教員採用試験 教育実習

教育実習の思い出

教育実習生は、荒れた高校で行いました。

茶髪やパーマやら、もうイマドキの高校生だらけでした。

 

こりゃ、すごいな!

と、思いました。

 

気がつくと、控え室では一緒に教育実習に来た女の子たちがいつも慰めあっていました。

教室から戻ってくるたびに涙を流しています。

 

一度、教室をのぞいたら、すべての生徒が寝ていました。

すべて、です。

 

こりゃ、すごいな!

と、思いました。

 

そのうえ、荒れた学校って、そもそも先生がまったく注意をしないんですね。

実習生が、授業をしている。

生徒は全員寝ている。

でも、起こすこともないんです。

一生懸命、授業のメモを取っているんです。

あと、「あの授業はこうだったよ」「あ〜だったよ」って、ご指導いただくんでしょうね。

 

こりゃ、すごいな!

と、思いました。

 

それで、教育実習生というのは、いろんな先生の授業を参観させていただくわけです。

だれも聞いてない授業。

一体、これはなんなのだ???

 

すると、生徒が漫画本を回し読みしているのが見えました。

僕は、そっとその子の本を取り上げました。

『ドラゴンヘッド』

ちらっと読んだら、なかなかおもしろい漫画でした。

 

はじめての生徒指導♪

彼に指示を出しました。

「次の時間までに全巻揃えて実習生の控え室まで届けるように♡」

 

大変です。

子どもたちは必死になって、漫画本をかき集めてきました。

実習生の控え室に積まれた『ドラゴンヘッド』

空き時間に読破するのはとても骨の折れる作業でした。

 

そうこうしているうちに、担任の先生が教室に来なくなってしまいました。

「教室、任せてもいいかな?」

と言うのです。

ガッテンだ!

 

実習生がいた方が、教室が落ち着いているのだから仕方がありません。

そのうち、授業すら見に来なくなりました…。

 

こりゃ、すごいな!

と、思いました。

 

教育実習最高!と思ってましたが、控え室では相変わらず泣いている子たちもいました。

 

大学時代にしておきたいこと

楽しんでいる実習生と苦しんでいる実習生がいます。

何が違うのかって考えました。

楽しんでる実習生は、素でやってるんですね。

 

ところが、苦しんでいる実習生って、「先生」を演じようとしてるんです。

ついつい「良いこと」言おうとするの。

ついつい「それらしく」振る舞おうとするの。

そう、演じてるの。

中学生の洗礼!

 

そう言うの、子どもたちはちゃんと見透かしています。

それにね、先生たちだって教育実習生にそんな期待はしていないんです。

精一杯子どもと向き合ってくれたらOKなんです。

 

良い授業?

できるわけないでしょ?

大丈夫!

期待してないから。

 

教育実習、心から楽しんでやるといいです。

 

 

「語れる自分」を育てた学生時代

ところが、実際に教員作用試験に受かり採用されると、全然仕事が違いました。

完全に「井の中の蛙」でした。

子どもたちと接する時間なんて、教師にとってデザートのようなものです。

それ以外の仕事の多さに絶句しました。

 

正直、教育実習でやることなんて、教師の仕事の「上澄み液」みたいなものです。

なにひとつ、大学で習ったことのないことばかりです。

 

ふと思うのですが、大学の先生って小中学校で先生をやったことあるのでしょうか。

そういう人もいるかもしれませんが、それってちょっとおかしいなって思いません?

 

だって、車の運転したことない人が、自動車学校で先生やってるようなものでしょ?

料理作ったことない人が、料理教室の先生やりますか?

 

まぁ、それはいいとして…。

大学の授業が現場で役に立つことはほぼないってのが、僕の実感です。

 

大学時代に必要なこと、それは「語れる自分」をつくっておくこと。

そういう意味で、ひたむきに遊んでおくことが大事だと思います。

 

ず〜っとサークルでした、とか、ず〜っとバイトでした、とか、つまんないでしょ?

大学時代って山ほど時間があるじゃないですか。

海外旅行行くとか、だれもやらないスポーツをやるとか、恋愛に精を出すとか。

 

ひたむきに遊んで、自分を磨いておくの。

語れる自分をつくっておくの。

「こんな大人になりたいな!」って、子どもたちに思ってもらえる自分をつくるんですね。

 

魅力的な先生って、「この人、遊んできたなぁ〜」って人が多い。

たまに、「絵に描いたような真面目な人」もいるけど、苦労している。

 

ひたむきに遊ぶ!

これ、大事なことだと思います。

遊び方を知ってるから、締めるところ締められるんだと思う。

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 「語れる自分」を育てるために、ひたむきに遊ぶ。

 

くればやし ひろあき

1978年8月12日生まれ 愛知県名古屋市出身 愛知県刈谷市在住 妻と3人の子ども(高2、中3、小4)の5人家族

2001年、大学卒業と同時に正規採用されて名古屋市立の中学校に勤務。愛知教育スポーツ振興財団による中学夜間学級にて講師、名古屋市教職員組合瑞穂支部青年部長、名古屋市教育委員会教育派遣員、全国教育研究集会正会員など、初任の教員としては異例のスピードで評価を高めていく。

2007年、当時市内で最も荒れた中学校を立て直すことに奔走。生徒指導主事、進路指導主事を歴任。
その成果が認められ、2012年文部科学省から派遣されて在外教育施設(日本人学校)に出向。当時生徒数が世界最大の日本人学校で生徒指導部長を務める。海外で様々な起業家にお会いし、起業の意思を固め2015年に帰国。
名古屋で唯一の小中一貫校である名古屋市立の中学校に着任。学年主任、進路指導主事を兼務する多忙な中、ブログとメールマガジンの執筆をスタートする。

2017年退職して独立。ママコミュニティーの運営やイベントの主催、全国にて子育て講座や講演活動を行う。

「9月1日は子どもたちが最も自ら命を絶つ日」ということを知り、子どもたちに命の大切さを啓蒙する映画上映会を企画。クラウドファンディングで100人の支援者から80万円を資金調達し、 愛知県内8会場で映画上映会を主催。のべ1000人を動員した。その成果が認められ、市民代表として刈谷市自殺対策推進委員を市より委嘱される。

2018年からは「児童虐待」にスポットを当て、「虐待してしまうママを責めるのではなく、そんなママに手を差し伸べることこそが、子どもの命を守ることにつながる」と考え、 『子育て万博 2018』(愛知県安城市)を主催。250人を動員。『子どもとつながるしつもんカレンダー』を製作・販売。
2019年 『子育て万博 2019』(愛知県安城市)を主催。300人を動員。音楽CD『ありがとう』(岡谷柚奈さん)を製作・販売。

同じく2019年、全国でSTR入門講座を開催し、400人が受講。個人セッションとして 100家族以上を相談を行う。また、ご依頼いただき歯科クリニックのコンサルティング及び企業研修を行う。

2020年からは、STRのインストラクターとしての活動をスタートし、基礎講座・応用講座を開催。これまでに門下生55名を育成している。
株式会社ミナクル組織研究所として法人化。