【プレゼント】夢を叶えるワークシート
僕らはどうして働くのだろう?
その目的のひとつは、間違いなく「今の暮らしを守るため」である。
現在の生活水準を守るために働くので、生活水準が上がることはない。
目的地が「現在の生活水準」であり、その手段が今の仕事である。
目的地と手段。
このことについてもう少し考えたい。
近所のスーパーマーケットまで、僕は自転車に乗っていく。
目的地はスーパーマーケットで、手段は自転車である。
一方、ハワイに旅行に行こうと思うと飛行機に乗る。
目的地はハワイで、手段は飛行機である。
ハワイに自転車で行く人はいないし、スーパーマーケットに飛行機で行く人もいない。
つまり、目的地と手段は一致している必要がある。
そういう視点で考えたとき、「現在の生活水準を守る」という目的地では、新しい何かに挑戦するというエネルギーにならないことがわかる。
「現在の生活水準を守る」という目的地に対する手段は「これまで通りの仕事」になるのだから仕方がない。
大切なことなのでもう一度書くが、目的地と手段は一致しなければならない。
多くの人は手段にばかり目がいく。
「あんな仕事もいいな。こんな働き方もいいな」
隣の芝生は青いもので、目移りばかりする。
大切なことは目的地を設定することだ。
「結局、君はどうなりたいの?」
僕もついつい「何がしたいの?」と尋ねることが多いのだけど、ホントに問いかけるべきしつもんは「どうなりたいの?」だった。
「何がしたいの?」は手段を尋ねており、「どうなりたいの?」は目的地を尋ねているわけだ。
まず、「どうなりたいのか」という目的地を明確にしよう。
今の収入にプラス5万円あったらいいんだよね、という人なら、メルカリで転売するとか、深夜の日雇いのバイトするとか、やり方はいろいろある。
それがプラス100万円だ!とか言われたら、本業そっちのけでがんばるしかない。
要するに「目的地」が明確になるから「手段」が明確になるのであって、「目的地」が不明瞭ならば「手段」がブレブレになるのは仕方のないことだ。
だから、まず「目的地」をハッキリさせよう。
あなたはどうなりたいのかをしっかり持とう。
目的地が明確になったら、手段を考えよう。
行動において大事なことは、やりたいことをやるのではなく、やるべきことをやることである。
私はハワイに行きたい。
でも、自転車に乗りたい。
それでは、一生かかってもワイキキビーチには立てない。
やるべきことをやるのである。
あなたが飛行機が好きか嫌いか、そんなことは関係ない。
今すぐ飛行機のチケットを買うことである。
やるべきことをやらないと目的地に着かないのである。
さて、冒頭に話を戻す。
多くの方が「今の暮らしを守る」という目的地のために「今の働き方」という手段を選ぶ。
大切なことは、これまでの働き方を手放すのではなく、これまでの働き方を続けながら「理想のライフスタイル」という目的地のための「新たな挑戦」という手段を選ぶことだ。
僕は「学校の先生」だった。
9時-17時の暮らしを続けながら起業準備を進めた。
簡単にいえば、昼間はスーパーマーケットに自転車で行くんだけど、夜はネットで飛行機のチケットを予約しているイメージである。
そう捉えると、人生はそれほど難しくない。
手段のことばかり考えていないだろうか。
大切なのは目的地である。
「何をしたいか」よりも「どうなりたいか」の方が100倍大事だし、目的地が決まれば手段も明確になるのだ。
▽▽▽印刷用▽▽▽