あなたはひとりではない


あなたは、この世界にたった1人のあなただと思っているかもしれない。

 

だから、時折ひどく孤独を感じて、目の前が真っ暗になったりもする。

 

でも、本当は2人で1つのあなただとしたらどうだろう?

 

実は常に「もうひとりのあなた」がそばにいて、寄り添ってくれている。

 

多くの人は、この「もうひとりのあなた」に気づいていない。

ココロとカラダがあるわけだけど、ココロとカラダは2つで1つだと考えている。

 

でも、実は「ココロのあなた」と「カラダのあなた」は別物なのだ。

 

別人格がいる。

 

あなたは二重人格なのである。

 

日頃認識しているのは、「ココロのあなた」であって、「カラダのあなた」ではない。

 

「ココロのあなた」を僕らは自分だと認識しているのだけど、実はもう1人、「カラダのあなた」も存在している。

 

僕らは誰もが二重人格なのだけど、「カラダのあなた」は通常はめったに顔を出さないから、誰もあなたのことを「二重人格」だとは思わないわけだ。

 

基本的に「あなた」をコントロールする権利は「ココロのあなた」側が握っていて、「カラダのあなた」側は関与してこない。

 

「病は気から」とはよく言ったもので、「ココロのあなた」が疲弊してくると、「カラダのあなた」はメッセージを送ってくる。

 

頭痛発腹痛悪寒。

いろんなメッセージで、「ほら、そろそろ休みなさいよ」と伝えてくる。

 

そういう「カラダのあなた」からのメッセージを無視し続けると、とうとう本当に病気になって倒れる。

 

倒れるのは、「ココロのあなた」の意思ではない。

「カラダのあなた」が、これ以上酷使すると「あなた」という全体が総崩れしてしまうので、活動を止めてしまうのだ。

 

これを「強制終了」という。

「あなた」というのはコンピュータのシステムと同じで、負荷が大きくなると重くなる。

 

そして、フリーズし動かなくなって、強制終了してしまう。

 

その作業は、実は「ココロのあなた」がしているのではなく、「カラダのあなた」の作業なのである。

 

だから、「ココロのあなた」がどれだけ「がんばるぞ!」と口に出しても、「カラダのあなた」がそれを許さないのである。

 

あなたを見守っているもう一つの人格がいる。

 

そう思うと、少しだけ心強くなる。

 

あなたは一人ではないのだ。

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。