打ち手があるのに諦めるなんて、君は甘えてないか?
学校の先生だった頃
保護者の対応に苦戦したことがあった。
いつも罵声を浴びせてくるその母親を思い出すだけで
胸がギュッと苦しくなった。
今も経営していると
お金の面で苦しいことがある。
そのことを思い出すとやはり
胸がギュッと苦しくなる。
でも、お仕事の面でいえば、
必死になってできることをしているときは
その苦しみから解放される。
悩みって、止まっているときに感じるように思う。
例えば筋トレに打ち込んでいるときも忘れる。
心を苦しめる悩みの数々はそこにフォーカスすると
急に鮮明になって苦しくなる。
人間って本当に
感情の生き物だよな
と思う。
感情に支配されている。
苦しいと動きが止まる。
感情に支配されながら
何か行動しようとすると
本当に苦しくなる。
だから、苦しいときは
その苦しみは十二分に味わったほうが良い。
十二分に味わった後で
「やるしかない」と腹を括る。
そしたら、あとは動くだけだ。
動くだけといっても打ち手なんて限られている。
それを全部やる。
「自分に優しくしよう」という言葉を見た。
自分に優しいのか、甘いのか。
その差はどこにあるだろう?
僕は「できること」を全部やったうえで、それでもダメなら許してやろうと思う。
それは自分に優しくすることだ。
精一杯やった自分を自分で認めてあげるのだ。
一方で、「できること」はまだあるのに、途中で諦めたなら、それを許してはいけないと思う。
そんなのは甘えだ。
できることがあるのにやってないなら、甘やかしてはいけない。
これは子育てのことをいってるんじゃないよ。
自分が自分に対して、だ。
もう君にはできることはないのか?
まだあるだろう?
それ、全部やったのか?
僕はいつも自分にそう問いかけている。
うまくいくことより、うまくいかないことの方が多いけどさ。
だからこそ、僕は日々成長できている。
できること全部やって、それでもダメなら仕方がないじゃないか。
そんな気持ちで日々を精一杯生きているんだけど、君はどうだい?