SNSの歩き方〜人生は嫌われた方がおもしろい〜

嫌われ方

友達の投稿にモヤモヤしたとき。自分の気持ちをのぞき込んでみる。

 

どんな感情が見えてくるだろう。

 

 

キラキラした姿を見て、モヤモヤした。「リア充気取ってんじゃないよ」なんて思ったとしたら、やはりどこかに満たされていない気持ちがあるわけです。

 

 

SNSってのは、そもそもキラキラした姿を載せる場所なのだ。人は注目されたい生き物。だから、あそこに間違っても「今朝、うんこをちびってしまいました」と言って、汚れたズボンの投稿などしないはずだ。そう、あそこは輝いている姿を載せる場所である。

 

だから、どんどん素敵な写真を載せればいいのだ。むしろ載せることを心がけるといい。なぜなら、載せることを意識すると、食事一つだって選ぶようになる。できれば、可愛い服を着ていたい。それでいいじゃないか。

 

今、だれもがクリエイターになれる時代です。だれもが発信者になれるってすごいことなの。どんどん発信すればいいんです。

 

たとえば、高級レストランに行ったとします。そんなときはその写真を載せればいいのです。あなたと同じステージにいる人はきっとこう思うはずです。「今度、そこに行ってみよう!」って素直に思うはずなのです。それが同じステージいる人の感覚です。

 

その写真を見てモヤモヤする人。嫉妬する人。羨ましいと思う人は、まだそのステージにいない人です。他人の活躍する姿や楽しそうに過ごしている姿を見て、素直に「いいね」が押せない気持ちを感じたことはないでしょうか。

あの気持ち、すごく大切。ステージが違うから、素直に「いいね」とは思えないわけです。

 

では、もっと上のステージにいる人はどうでしょうか。超高級レストランに行くステージの人はどう思うか。高級レストランに行った投稿を「どうでもいいね」と冷めた目で見ているかもしれませんね。「コンビニでペットボトルのジュースを買いました」という投稿を見ても、心が動かないでしょう?そんな感覚です。

 

 

そういう意味では嫉妬って、自分が同じステージだと思っていた人が実は同じステージではなかったときに起こります。つまりは勘違いなのです。自分と同じファミレスのステージだと思っていたのに、高級レストランのステージにいたわけです。

 

ですから、SNSなんてものは、素直に自分を表現すればいいのです。そして、自然につながった人たちとさらにおもしろい世界をつくっていけばいいのです。嫉妬されても、相手にされなくても、そんなことはどうでもいい。

 

むしろ、それって確認作業。相手と自分のステージを知る確認の作業なんです。

 

ブログを書くことを躊躇する人の中には、こんな怖れを感じている人がいます。

「炎上したらどうしよう」

大丈夫。何も心配はいりません。なぜなら、あなたも私も注目されていないからです。

 

芸能人が炎上するのは、ファンがいるからです。ファンがいるということは、同じだけのアンチがいます。熱烈なファンがいる人ほど、熱烈なアンチもいるわけです。

 

ファンがいるからこそ、アンチが生まれます。ですから、何者でもないあなたや私が、日々感じたことを書き綴ったとしても、炎上することなどありません。

 

だれかを傷つけるような誹謗中傷を書いているわけでないのであれば、何の心配もいりません。僕も好き勝手に書いていますが、炎上など起きたことはありませんから。

 

ただし、批判的なコメントがくることはあるでしょう。そんなときも、相手の感情さえ満たしてあげれば、さほど問題はありません。僕も面倒臭いので「そうなんですね」「そういう考え方もあるんですね」「勉強になりました」とコメントしてやり過ごします。

 

相手はかまってもらいたいのです。あなたにかまってもらいたくて、わざわざコメントしているわけです。だから、受け止めてあげればいいんです。そういう考え方もあるのだなと勉強になります。

 

ただし、見ていてモヤモヤやイライラを感じるコメントをしてくる人もいます。対処方法は簡単です。コメントを削除してブロックです。迷ってはいけません。モヤモヤする相手に時間を奪われることほど、人生において無駄な時間はありません。

 

ブロックってすごい機能です。あなたの存在を相手から消してしまうのです。かまってほしくて仕方がない「かまってちゃん」にとって、あなたはとっても素敵な相手でした。その相手がこの世界から消えてしまうのです。

 

嫌われるかもしれませんね。だから、何なのでしょう?嫌われていいじゃありませんか。

時間は有限です。この命は限りあるものです。その貴重な時間をあなたをイライラさせる人に用いることは、とても無駄な時間です。

 

忘れてはいけないことがあります。

あなたのことを嫌いな人は必ずいます。いていいのです。

全員に自分のことを好きでいてもらいたいなど、傲慢です。嫌いな人は嫌いでいい。それだって相手を大切にするということでしょう。

私たちはだれだって好かれたい。嫌われたくない。それは普通の感情です。でも、あなたのことを嫌いな人だって存在していい。そのことを認めるだけで心は軽くなります。

 

私たちが目を向けるべきは、自分のことを嫌う人間ではありません。あなたのことを大切にしてくれている人に目を向けてください。思い浮かばない?本当ですか?

 

 

もしも明日、あなたが亡くなったどれだけの人が嘆き悲しむでしょうか。その人たちのことを思い浮かべてください。もしも明日、大きな事故に遭い、あなたは身体を動かすことすらできなくなった。でも、あなたは生きている。そこに存在している。そのことを喜んでくれる人がきっといるはずです。

 

その人たちの顔を思い浮かべてください。

 

それはつまり、あなたの存在そのものが大切にされているという証拠でしょう?

 

そして、そんなあなたを大切にしてくれる人のためにあなたの命は輝くべきなのです。

 

あなたを応援してくれる人は、あなたの輝いている姿をあなたと同じ気持ちで喜んでくれる人です。ですから、どんどん表現すればいいのです。輝けば輝くほど、それをまぶしく感じる人は離れていきます。離れていっていいのです。だって、それはあなたが悪いわけじゃないの。相手が離れたいという感情を抱いたんです。抱かせたんじゃないんです。それは相手の問題です。

 

 

そもそも「好かれる」「嫌われる」なんてことは、自分には関わりのないことです。だって、好きだと思ってるのは相手だし、嫌いだと思ってるのも相手なわけです。

 

トマトが嫌いな人っていますよね。じゃあ、トマトは悪いんですか?って話なわけです。好きな人もいるし、嫌いな人もいる。でも、それはトマトの存在とは無関係ですよね。

 

 

「嫌われたくない」という自分、「好かれたい」という自分。それはあなたの中の課題です。でも、相手の「好き」「嫌い」は、こちらにコントロールできることではないのです。それは相手の問題だからです。他人がどう思うか、そんなことはどうだっていいのです。はっきり言って関係ないです。あなたの人生は、あなたのもの。

 

だから、やりたいことは全部やればいい。どうせ人間はいつか死ぬのです。肉体という器をいただいて、今ある命を精一杯輝かせればいいんです。

 

さあ、どんどん表現しよう。よりクリエイティブに生きよう。嫌われることを恐れてはいけない。たった一度の人生だから楽しんだモン勝ちです!

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。