お酒の席で起こったミスコミュニケーションに笑った夜の話
月に一度、夜に勉強会をしている。
第2木曜日は名古屋で、第4木曜日は刈谷で。
夜7時からはなかなか集まりにくい時間かもしれないけれど。
仕事帰りにフラッと寄ってもらえるように考えている。
人間関係やマネジメントについて学ぶ。
なかなか楽しい時間である。
僕史上初、参加者の男女比率が女性のそれを男性が超えた記念日でもある。
いつもとは違う熱気があって楽しかった。
といっても勉強会は前座のようなもので。
終わるとみんなでご飯を食べに行くことがメインww
当然のことながらアルコールが入る。
立場や役職、職業を越え、おしゃべりをする時間は楽しい。
それで昨夜はこんなことがあったのでシェアしたい。
散々アルコールが入って上機嫌になった僕は、
「いい時間ですね」
と言った。
僕の目の前に僕より年上の、とても気遣いの人であるマサくんが座っていた。
彼はおもむろに勉強会のスタッフをしてくれているのんちゃんに
「そろそろお会計をしましょうか」
と言った。
(盛り上がってきたけど、もうそんな時間か)と思った。
楽しい時間は過ぎるのが早い。
でも、一番楽しんでいたはずのマサくんが率先してお会計を促したことに違和感を感じた。
それで僕はハッとした。
もしかして僕のつぶやいた「いい時間ですね」を「そろそろお開きにしましょう」という意味で受け取ったのかもしれない。
彼に尋ねると、やはりそう受け取ったらしい。
「言葉って難しいね」
と言って、みんなで笑った。
伝えたいことが伝わらないこともあれば、伝えていない意図で伝わることもある。
今回のミスコミュニケーションだって、会社であれば大きな軋轢を生んでしまうかもしれない。
上司が機嫌よくお酒を呑んでいたとする。
「いや〜、いい時間だねぇ」
とつぶやいた瞬間、部下が
「では、終わりにしましょう。お会計を」
と言ったらどうだろう?
(なんて空気の読めない奴だ)と思われるかもしれない。
実は最も空気を読んだわけだが、それによって上司を憤慨させてしまうわけだ。
言葉というものは本当に難しい。
コミュニケーションを学べば学ぶほど、言葉の難しさに気づかされる。
コミュニケーションは学べば学ぶほど、言葉に敏感になる。
こんなミスコミュニケーションがそこかしこで起こっている。
だから人間関係は難しい。
実は勉強会に格好つけて、ただ呑みたいだけかもしれない。
木曜日の夜は楽しい大人の時間なのだ。