やりたいことがあっても「動けないあなた」を突き動かす原動力は何か?


人を動かすために原動力になるものは何か。

そこには夢の力が作用しているように思う。

 

 

先日、友人の脚本家の女性と呑んでいて、ちょうどそんな話題になった。

その人は専業主婦の傍ら、脚本家として精力的に活動している。

 

 

何杯目かのビールの後で「人ってなかなか動かないんですよね」という話になり、僕の体感ではシングルマザーの人の動きが早いのに、主婦は動かん、みたいな話をした。

それで、ふとこんな問いが浮かんだ。

 

 

「あなたは主婦なのに、どうしてそんなに行動できるんですか?」

 

 

主婦の人が聞いたら起こりそうな問いだけで、彼女はサラリと答えてくれた。

 

 

「夢があるから」

 

 

それで僕はさらに興味が湧いてきて、「どんな夢があるんですか?」と問いを重ねた。

そしたら、「私、映画を撮りたいんです」と、脚本家らしい答えが返ってきた。

 

 

「夢を追いかけるってお金がかかるでしょ。だから、ビジネスもちゃんとしてる」って話してて、「それが彼女の原動力か」と合点がいった。

 

 

そういえば、「主婦です。ビジネスしたいです」という人と話をしていると、僕はよく「どうなりたいの?」という問いを投げる。

別に彼女の「どうなりたいか」に興味があるわけではない。

話をしていると、何を目指しているのか、わからなくなるからだ。

 

 

夢は人を動かす原動力になる。

夢のない人は「どうなりたいの?」という問いに対する答えが不明瞭である。

「なりたい自分」がないから動き出せない。

 

 

最近、シングルマザーですがビジネスで成功しました!的な人に連続して出会った。

みんな同じことを言う。

「ご飯を食べていくためにやるしかなかった」と。

 

 

「なりたい自分」が明確である。

子どもにご飯を食べさせられる自分になりたいのである。

 

 

「夢」でなくても構わない。

「なりたい自分」があるからがんばれるのだ。

 

 

映画監督になっている自分。

彼女の脳裏にはその姿が明確にあって、だから行動することができている。

 

 

動けないあなたが最初に問うべきことは、「自分はどうなりたいのか?」という問いだと思う。

「なりたい自分の姿」と「今の自分の姿」。

そこにギャップがあるなら、動くしかない。

 

 

「動けない」と自分を責めることに意味はない。

そんなことよりもあなたはもっとあなたの未来にフォーカスをした方がいい。

 

 

近い将来、あなたはどうなりたいのか?

自問自答してみよう。

 

叶えたい夢がある人のためのオープンチャット作ったよ!

 

 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。