妻のトリセツ 〜予定時刻が違うのです〜


ある日のこと。

妻はお茶会がありました。

何気に中国茶藝師資格をもっている彼女。

 

んでね、朝から「今から資料を印刷して」と言うわけです。

まあ、それはいいでしょう。

 

 

「今から印刷して」という言葉。

この「今から」が「⬜︎の夫」をイラ立たせます。

ペースを乱されますからね。

 

 

問題はここから。

 

 

「何時に家を出るの?」と尋ねる僕。

答えは「8時30分」。

 

 

いきなり「答え」が返ってきてビックリ。

前置きなしで答えるなんて、ちょっと心配です。

答えが簡潔すぎます!

◯なのにっ!!

 

 


さて、タイムリミットが決まれば、⬜︎は確実に任務を遂行します。

8時30分!

まだ1時間もあります。

 

 

洗い物をし、洗濯機を回し、ゴミ捨てをし、さあ印刷です。

 


途中、印刷物を「さらに追加する」という⬜︎をイラ立たせる行動もありました。

こうして、どんどんペースを乱していきます。

 


結局、完成したのは8時30分ギリギリ。

保険をかける□らしくないギリギリの完成…。

 

 

さて、ここからです。

いいですか?

ここからですよ。

 

 

8時35分。

予定時刻、5分過ぎ。

大丈夫かな〜?と思う⬜︎の僕。

 

 

今日は講座の日。

遅刻なんてしたら大変です。

 

 

それなのに…。

 

 

なんと!

 

 

彼女は服を脱ぎ始めます。

 

 

⁉︎

 

 

そして、

 

 

なんと!

 

 

 

なんと!

 

 

 

 


彼女はお風呂に入りました!

 

 

 

「ねえ、8時30分じゃないの?」

と半ば呆れ気味に尋ねる僕に、

彼女は微笑みながら、こう答えました。

 

 

「うん、

 8時30分に出れたらいいな、

 って思ったの」

 

 


⬜︎にとって、「予定時刻」はリミットです。

◯にとって、「予定時刻」はあくまでも希望のようです。

 

 

こうして、彼女は悠々と9時に出発していきましたとさ…。

くればやし ひろあき

人間関係研究家 社会起業家

公立中学校の先生を16年間勤めて独立。その経験を生かしたリレーションシップ講座を全国で開催。関係性を整えることで子どもの能力を最大限に引き出す方法を伝えている。
北は北海道から南は沖縄まで、精力的に講演活動を行うほか、STR(素質適応理論)を用いた個人セッションが人気で現在2ヶ月待ちである。

また、「幸せなお母さんが増えることが幸せな子どもたちにつながる」と考え、お母さんのための学び場『precious life college』を妻とともに主宰。現在は4期目。

子どもの自殺を問題視し、2016年にはクラウドファンディングを成功させ県内8会場映画上映ツアーを敢行。2017年より刈谷市の自殺対策計画策定委員を務める。2017年には児童虐待に着目し、「子育て万博2018inあいち」を主催、「子どもとつながるしつもんカレンダー」をリリースするなど、社会起業家としても活躍している。

3児の父でもある。