正論番長の青βとは口論するだけ時間の無駄。

人と意見が異なるとき、
僕はあまりぶつからない。
会議で意見が対立するときってあるよね。
たとえば、A案とB案があったとして。
僕はA案推しだとするじゃない?
んでさ、B案推しの人がね、
その理由を述べるわけね。
でさ、
「くれちゃんはどう思う?」
って尋ねられるのよ。
当然、僕はA案を推す理由を述べるわけ。
そうするとさ、B案推しの人が反論を述べる。
そういうのってあるじゃない?
そんなとき、多くの人は議論に参戦しちゃう。
どちらが正しいか、競っちゃうのね。
モメるよね、モメちゃう!
僕さ、競わないの。
争わないのよ、そういうとき。
どうするか、
知りたい?
あのね…。
B案推しの人が反対意見を言うでしょ?
僕は一言、こう言うの。
「お前の意見は聞いてない」
以上、終了。
「くれちゃん、どう思う?」って聞かれたの。
だから、僕の考えを述べたの。
わかります?
「僕は反対です!」
「はあ?お前の意見なんて聞いてないから」
以上です。
会議でこんなやりとり、よくあるわけですよ。
んでね、「それじゃあ、議論にならない」とか言うわけです。
私、こう答えるんですね。
「いや、議論してないから」って。
「俺の考えを聞かれたから答えただけね。議論するつもりもないんだけど」
「それじゃあ、A案かB案か決められないじゃないですか?」なんて言ってくる。
「いや、どちらにしろ、俺はA案だと思ってるし、あなたはB案だと思ってるわけじゃん?そもそも、この溝は埋まらないと思うのね」
「で、最終的にA案かB案か決まらないから、多数決か校長が決めるんでしょ?だったら、そもそも議論とかいらないのね」
「さっさと結論出して、次に進んだ方がいいよね。このやり取りがそもそも時間の無駄じゃない?」
ええ、そんなわけで私はぶつかりません。
ただなぎ倒すだけです。
しかも、適応値が高いんですよね。
だから、会議で発言すると、みんな黙るんです。
それが嫌で黙ってるんです。
できるだけ、しゃべらないんです。
で、会議がモメる。
で、仕方なくしゃべるんです。
ええ、もう、正論です。
ど直球の正論です。
「そもそも俺たちは教育者なんだよ」って話から入ります。
「それって教育的か?」みたいな切り口になります。
忖度ゼロです。
議論の余地のないことを話します。
すると、何と対立するかっていうと、感情論です。
ぶつかるのは感情論です。
感情的に許せない!というめんどくさい奴です。
ええ、そういうの、破壊するのは2秒です。
「お前の意見、俺、聞いてないから」
ムッチャ嫌な奴です。
すいません。
それが私です。
昔、町内会の会計をやってほしいと打診が来た。
「えっ?なんで?」と思って尋ねたら、
「自営業なんで時間があるでしょ」とのこと。
「お勤めの方は忙しいので」だそうな。
いやいや、ちょっと待て。
僕が時間と場所に縛られない生き方をしているのは、「町内会の会計」をするためではない。
「えっ!無理っす」
「いや、あの…」
「僕が引き受けないとどうなるんですか?」
「くじ引きです」
「じゃあ、くじ引きで」
「くじ引きだと、お勤めの方がなることも…」
「えっ!それって僕の問題ですか?」
正論しか言わない人。
だから、僕はぶつからない。
そんな青βだけど、生き方のスタイルが「フリーダム」のおかげで、僕は厳しく見えない。
優しそうに見える。
校長だろうと、教育委員会だろうと、平気で意見する。
だって、正論しか言わないから。
忖度とかしないから。
「あんた、教育者として最低だ」とか
「なんだ、わしらは捨て駒か?」とか
言っちゃう。
あぁ、若いころ。
校長と教頭に
「お前らアホか?」
とか言っちゃったな。
あぁ…、懐かしい2年目の春。
くれちゃん、ペーペーの23歳。
あれから、校長と教頭が僕には敬語で話すようになったな。
扱いにくくて、ごめんなさい。
でも、スタイル「フリーダム」が、そんな扱いにくさをマイルドにしてくれるの。






