誰かが何とかしてくれると思っているあなたへ
この国はこれから、もっともっと貧しくなる。
超高齢社会。
もう「高齢化」ではなく「高齢」社会なのである。
少子化の一途は辿り、晩婚化は進み、人口はずいぶん昔から減少し始めている。
増えていく高齢者を少ない現役世代で支えねばならない。
そういう国において、今の政治はハッキリとした対策が取れているわけでもない。
年金がなくなることはないだろうけれど、僕らの時代には悠々自適な暮らしは待っていないだろう。
そんな未来がもう、ハッキリと、クッキリと見える現代を生きているのに、ほとんどの人はそれでも誰かが何とかしてくれると信じている。
たぶん、この国はもう準備不足の人を救済してはくれない。
上場企業が社員の副業を認め出して久しい。
もう国も会社も、あなたを無条件で守ってくれる時代ではないのだ。
で、僕はそんな時代を悲観的に捉えているかというと、そんなことはない。
僕はいつだって野生の中を生きていると思っている。
いつでも自分の力で生きていけるだけの能力を身につけたいと思って行動してきた。
これからきっと、大震災だって起こる。
家屋を失うかもしれない。
食事にありつけないかもしれない。
それでも生きていかねばならない。
だから、そんな力を身につけておきたいと思う。
人脈や経済力、そして体力。
ビジネスを組み立てる力も必要だろう。
誰かが何とかしてくれるなんてありえない。
何とかするのは自分である。
決して不安を煽っているわけではない。
もう、貧しくなっていく日本をしっかり体感している今、何の備えもない人を見るたび、心を痛めるのである。
誰も何もしてくれない。
自分で備えなければならない。
本当にそう思って、新たに事業に取り組んでいる。