この子はこの子で、あなたはあなた。
僕の小指は曲がっている。
父親の小指も曲がっている。
じーちゃんも曲がっている。
それで長男くんが生まれた日。
孫が生まれた父は
長男の小指を見て、
「おおっ、
やっぱり曲がってる。
ウチの子だ」
と喜んでいた。
確かに似ている。
この子は僕だ。
僕自身だ。
そう感じていました。
(コピーみたいだな)
似てほしくないところこそ似ている。
僕の弱い部分。
そういうところが似てるんですね。
だからでしょうか。
長男くんには厳しくしました。
けれで、
厳しくすればするほど、
できない部分ばかりが、
目に飛び込んできました。
僕は「いいお父さん」を目指していました。
威厳があるお父さんを目指してました。
それは、
僕が描いていた「お父さん像」でした。
決して
この子にとっての
「いいお父さん」ではなく。
僕が作り出した幻。
そんなものを追いかけていました。
いいお母さん、
いいお父さん、
いい先生、
いい大人。
「いい」ってなんだろうね?
子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉
あなたの「いい」は、本当にいいですか?