理想の結婚相手じゃないことに気づいたら…

理解するためにまず何から始めますか?

理想の男性でに出会える確率

あなたの理想の結婚相手はどんな人だっただろう?

 

 

背が高く、イケメンで。

優しくて、寛容で。

優良企業にお勤めで。

一人暮らしの経験があるから家事もお手の物。

非の打ちどころがない。

 

 

そんな相手を夢見ていたかもしれない。

 

 

元NASAのロボット研究家ランドール・マンローの試算によれば、そういう完璧な男性に出会える確率は1万回の生涯でたった一度なのだそうだ。

 

 

まず、覚えておく必要がある。

目の前にいるパートナーは、完璧な男性ではないという事実だ。

 

ってことは、あなただって完璧な女性ではないってことさ。

多くのことを求めちゃダメなんだね。

 

 

 

 

結婚の満足度

 

「恋愛結婚」と「お見合い結婚」についての興味深い研究がある。

 

 

コロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授によれば、結婚後1年以内では、「恋愛結婚」の方が「お見合い結婚」よりも満足度が高い。

 

恋愛結婚…70点 > お見合い結婚…58点

 

 

ところが、結婚10年を超えると、その満足度は逆転する。

 

 

恋愛結婚…40点 < お見合い結婚…68点

 

 

このことは何を意味するだろうか。

 

「お見合い結婚」の場合、「赤の他人と暮らすのだから、うまくいかなくて当たり前」という前提がある。

そして、折に触れて努力をする。

 

 

一方で、「恋愛結婚」の場合、プロポーズした日がマックスだ(笑)

互いを「運命の人」と信じ、安心してしまう。

 

 

実は結婚は始まりなのだが、結婚をゴールにしてしまう。

すると、結婚生活を維持するための努力を忘れてしまうわけだ。

 

 

 

互いのことを僕らは知らない

 

ある研究によれば、夫婦であっても相手の20%しか知らないのだそうだ。

僕らは、相手のことを知らないという前提で考えていく必要があるだろう。

 

 

とりわけ、男性というのは女性の気持ちに無頓着である。

あたかも自分の所有物であるかのように扱ってしまう。

 

 

未だに「風呂・飯」しか言わず、上げ膳据膳の亭主関白の旦那様の話を耳にする。

そんな昭和の旦那様が、この平成の世にいることは驚きである。

 

 

だが、忘れてはならない。

やかんのお湯は、沸騰するまで温まっていることに気がつかない。

 

 

女性というのは溜め込みやすい生き物なのだ。

昔のことをいつまでも覚えているものだ。

 

 

ちなみに、男性は都合の悪いことをきっぱり忘れられる機能を持っている。(笑)

 

 

ある日突然沸騰することもある。

「排除」される可能性があることを忘れてはならない。

 

 

結婚生活は旅だ

 

結婚は旅である。

パートナーとの長い長い旅路である。

 

 

子どもはいずれ巣立つだろう。

あなたとパートナーとの生活は一生続くのだ。

気の遠くなるような長さだ。

 

 

だが、忘れないでほしい。

 

 

幾多の困難を乗り越えて、2人は夫婦になるのだ。

結婚はその始まりだということ。

 

 

ドラクエでいうと、レベル1なのだ。

武器はこん棒だし、アイテムは薬草だけだ。

 

 

2人の協力なくして、乗り越えることはできないのだよ。

つまり、僕らは理想の結婚相手ではない。

これから2人で、理想の夫婦に成長して行くんだよ。

 

 

だって僕らは不完全なんだから♡

 

 

ハッピーなパートナシップのためのしつもん

理解するためにまず何から始めますか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。