「私は家政婦じゃない!」とお嘆きの奥様へ

夫婦仲が悪い

夫は「子ども」でいたい。

だから、妻に「母」を求める。

 

一方、妻は「女」でいたい。

だから、夫に「男」を求める。

 

 

そもそも結婚を決意したとき、

男は「男」であり、

女は「女」であったはずなのだ。

 

 

気がつけば、

夫が「男」から「子ども」になってしまった

 

 

「我が子以外に、もうひとり、大きな子どもができた感じなんですよね」

 

 

何一つ自分のことができない夫にイライラ。

家にいるのに、ワンオペになってしまう夫にイライラ。

 

 

そうやって、不満のエネルギーが充電されていく。

 

 

気がつけば、夫が「おい!」とか「お前」とか呼んでくる。

終いには「母さん」と呼ぶ。

 

 

 

 

あたしはお前の

「母」じゃない!

 

 

 

 

夫は「子ども」でいたい。

だから、妻に「母」を求める。

 

一方、妻は「女」でいたい。

だから、夫に「男」を求める。

 

 

我が家では、僕が率先して洗い物をする。

理由のひとつは、彼女の手が荒れるからだ。

 

 

「手が荒れるから」とゴム手袋を買ってくる彼女。

そして、つけ忘れる彼女(笑)

 

 

それで一言、

「手が荒れるから、洗い物が大変」

と言う。

 

 

 

(ゴム手袋、なんで着けないの?)

とは思うけれど…。

 

 

 

天然なのか、策士なのか。

とにかく「手が荒れるから」と妻が言う。

 

 

それで僕は洗い物をする。

手が荒れて辛そうな彼女を

僕は見たくない。

 

 

 

 

まあ、でも、やっぱ

(なんで買ってきたのにゴム手袋着けないの?)

とは思うけどね(笑)

 

 

 

「ついつい着け忘れる」と彼女は言う。

なんかロジックおかしいけれど。

僕は男として彼女を受け入れたい。

 

 

 

夫は「男」であり続けよう。

なぜなら妻は「女」でいたいのだから。

 

 

 

妻が「いい女」でいられるよう、

最大限努力をするのが男である。

 

 

それから、妻は名前で呼ぼう。

間違っても「母さん」とか「ママ」と呼ぶのはやめよう。

少なくとも2人でいるときは、男と女に還ろう。

 

 

 

 夫は「子ども」でいたい。

だから、妻に「母」を求める。

 

 

一方、妻は「女」でいたい。

だから、夫に「男」を求める。

 

 

 

愛し合って家族になった二人だから。

やがて、子どもが巣立てば二人に戻るのだから。

 

 

「男」と「女」で在り続けようよ。

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。